8割超の人が「菌やウイルスが気になる」、ここ1年以内に2倍に急増
続々と登場する抗菌グッズや、世界中で猛威をふるう新型インフルエンザなどの影響により、菌やウイルスに対する関心が高まっている。そうした中、世間の人々は菌やウイルスにどのような意識を持っているのだろうか。パナソニックが1都3県に在住する20~59歳の男女400人を対象に意識調査を実施した。
まず、「菌・ウイルスのことが気になりますか」との質問をしたところ、「すごく気になる」(21.0%)と「少し気になる」(60.3%)を合わせた 81.3%の人が「気になる」と回答。気になり始めた時期については、「2、3か月以内」(29.5%)と「1年以内」(24.9%)が過半数を占め、ここ1年以内で急激に「気になる」ようになった人が多いことがうかがえる。
また、「なぜ気になるのか」について複数回答でたずねたところ、ダントツの1位は「新型インフルエンザが世界中で流行し始めたから」(64.0%)。昨今の新型インフルエンザの流行が、意識を高めるきっかけとなった人が多いことは間違いないようだ。以下、「空気が汚いのが嫌いだから」(35.4%)、「アレルギー体質だから」(34.2%)、「子供に悪影響だから」(19.7%)、「ペットを飼っているから」(12.0%)と続いている。
では、何か対策をとっているのかと言えば、実際にはそこまでではなさそう。「室内で菌・ウイルス対策を行っていますか」との質問では66.3%の人が「いいえ」と回答。同様に外出時の対策についても、69.3%の人が「いいえ」と回答した。「菌やウイルスは気になるけど、対策はしていない」人が7割近くもいるという実態が浮き彫りとなっている。
一方、すでに何らかの対策をしている人に対し、「対策にかけられる金額」について聞いたところ、約6人に1人は50,000円、20人に1人は 100,000円と、かなり高額の回答も寄せられた。この金額は、空気清浄機や除菌機能の付いたエアコンなどの家電製品を想定しているものと思われる。