タカラトミー、7年の月日を経て進化した「バウリンガルボイス」発売
愛犬が何を思い、何がしたいのか。きっと犬を飼っている人なら誰もが思うであろう、「もっと深いコミュニケーションがとれたら良いのに」という望みを叶えてくれる“犬語翻訳機”として、タカラ(現タカラトミー)が発売した「バウリンガル」。その斬新なコンセプトはメディアでも賞賛され、累計30万個のヒットを記録したのは2002年のことだ。あれからもう7年の月日が経ったが、今年8月、「バウリンガル」を時代に合わせて進化させた「バウリンガルボイス」が発売されることになった。
「バウリンガルボイス」は日本における音声&音響科学分野の第一人者・鈴木松美博士が所長を務める日本音響研究所と、獣医師の野村潤一郎氏、ケータイコンテンツの企画・開発のインデックスの協力を得て誕生した「バウリンガル」の進化版。“犬語翻訳機”のコンセプトはそのままに、犬と飼い主のコミュニケーションをより活性化できるような工夫が施されたツールだ。
「バウリンガル」との大きな違いは、次の2点。まず、犬の鳴き声の分析結果を液晶画面に文字とアニメーションで表示するだけではなく、音声での同時通訳が可能となった。「バウリンガルボイス」は、犬の鳴き声を日本音響研究所が開発した「動物感情分析システム」のデータに基づき、6つの感情(楽しい・悲しい・フラストレーション・威嚇・要求・自己表現)でリアルタイムに声紋分析を行うが、その結果を、液晶をのぞき込むことなく、音声ですぐに知ることができる。
もう一つは、マイクから本体への鳴き声の転送をデジタル化。これにより、公園やドッグカフェなどで仲間の犬たちと一緒になったときに、複数台(5台まで)でも利用できるようになった。例えば「バウリンガルボイス」を装着した複数の犬がワンワンと鳴き出すと、本体から「遊ぼうよ!」「こっちみて!」などの声が聞こえてくる……というわけだ。なんとも不思議な光景なのは間違いない。
このほかにも、タイマーを設定しておくと、留守中の愛犬の鳴き声の解析データを記録することができる「るすばんモード」などを搭載している。8月27日発売で、価格は19,950円(税込み)。本体色はグリーン、ピンク、ブルーの3色。
http://www.takaratomy.co.jp/タカラトミー