ケータイでイライラすること、1位は「急ぎの電話がつながらない」

keitai_iraira001.jpg ケータイが日常に溶け込み、誰もが当たり前のように使うツールになったからこそ、気をつけたいのは通話やメールの際のマナー。KDDIはそうしたケータイに関するマナーについて、「携帯電話の電話・メールマナーに関する調査」を行い、ユーザーがどのようなことを心がけているのかを探っている。

 まず、他人の電話やメールのマナーで、最もイライラするのはどのような時なのか、用意された選択肢から1つを選んでもらったところ、上から順に「急ぎの電話が繋がらない」(49.8%)、「非常識な時間帯に電話をかけてくる」(31.6%)、「メールの返信が遅い」(9.8%)、「留守番電話サービスにならない」(3.2%)、「メールの誤字・脱字が多い」(1.6%)となった(※「その他」は4.0%)。

 半数近くの人が「急ぎの電話が繋がらない」ことをイライラすると答えているが、電話がかからない理由として納得できないものを聞いたところ、トップは「充電が切れたため」(61.0%)に。以下、「打ち合わせ中であった」(9.3%)、「公共交通機関に乗っていたため」(7.6%)と続いている。トップとそれ以下の数字の開きを見ると、個人の心がけ次第で対応できる範疇の「充電が切れたため」には納得できない人が多く、逆に仕事や移動などに関しては「仕方ない」と認識している人が多いようだ。

 次に、自身が最も心がけているマナーについて聞いたところ、「非常識な時間帯に電話をしない(早朝・深夜など)」(51.0%)がダントツのトップに。以下、「充電切れで不通になるのを防ぐ」(26.6%)、「電話が繋がらない状態で受信したら、すぐに折り返しの連絡をする」(10.0%)、「メールの返信を早くする」(7.0%)、「メールの誤字・脱字を無くす」(5.0%)と続いている。1位と2位の回答は、相手に求めるマナーと逆転しており、充電切れに関しては「他人に厳しく、自分に若干甘い」傾向が出ているようだ。

 そうしたことを踏まえ、実際にケータイの充電切れで困った経験があるかをたずねたところ、「時々ある」(42.8%)、「頻繁にある」(5.6%)、「毎日」(1.8%)を合計した 50.2%の人が「ある」と答えている。近年は、急な充電切れの際の対処法として、コンビニなどで簡易充電器を購入することができるが、簡易充電器の購入を「もったいないと感じたか」を聞いたところ、82.7%もの人が「感じた」と回答。「便利だけどもったいないからできるだけ買いたくない」という心理がうかがえる結果だ。

 ちなみに、「今までに買った簡易充電器の個数」についてもたずねたところ、今までに買ったことのある人の平均個数は「2.73個」で、中には最大で「50個」という回答者もいた。そして直近3か月以内で買ったことのある人の、直近3か月の平均購入個数は「1.47個」となり、これは簡易充電器を1個800円とすると年間で4,704円を簡易充電器に出費している計算となる。また、20代だけに絞ってみると、直近3か月の平均購入個数は「1.81個」で、年間購入金額は5,792円となった。



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