「フレーバーポテト」の東西対決、ファーストキッチンが味覚の違いを調査

fptf001.jpg ファストフードの定番メニューであるフライドポテトに、さまざまな味付けをして楽しめるファーストキッチンの人気商品「フレーバーポテト」。1996年12月5日に「バジルポテト」が発売されたのを皮切りに、今年3月12日に発売された「ホットチリポテト」まで延べ50種類のフレーバーが発売されてきたが、50種類の大台に到達したのを記念して、ファーストキッチンは関東と関西の“味覚の違い”について調査を行った。

 調査の対象となったのは、関東(1都3県)在住のOL261人と、関西(2府4県)在住のOL258人(合計519人)。東西で異なる「フレーバーポテト」の好みを浮き彫りにしている。

 まず、前提として「関東と関西で味の好みに違いはあると思いますか?」と質問したところ、「あると思う」との回答は関東OLが82%、関西OLが98%となった。全体では90%が「あると思う」と回答しており、大半の人が好みの違いを感じているようだ。また、具体的な違いについては、関東OL、関西OLともに「関東は濃い味が好き」「関西は薄い味が好き」と認識しているとの結果が出た。

 そこで実際に「味の濃さの好み」についても質問したところ、「濃い味が好き」もしくは「どちらかというと濃い味が好き」と回答した関東OLは52%だったのに対し、関西OLは56%に。イメージされているほど違いがあるわけではなく、むしろ関西OLのほうが「濃い味が好き」との結果となっている。

 また、「好きな味」について質問したところ、関東OL、関西OLともにベスト3は「塩味」「醤油味」「チーズ味」となったが、4位は関東OLが「バジル味」、関西OLが「マヨネーズ味」に。ちなみに「バジル味」は関西OLの「苦手な味」の2位、「マヨネーズ味」は関東OLの「苦手な味」の1位で、東西で嗜好が完全に逆転している。

 そうしたことを踏まえ、「フレーバーポテト」50種類の中から、「食べたい」「食べたくない」フレーバーをそれぞれ選んでもらったところ、大きな違いが現れた。

 関東OLの人気No.1に選ばれたのは「ガーリックバター」(31%)。関西OLで「ガーリックバター」と回答したのは15%にとどまっており、関東OLの好みとはかなり異なっている。一方、関西OLの人気No.1に選ばれたのは比較的濃いめの味付けの「コンソメ」(26%)だった。この結果にも関西OLの「濃い味が好き」な傾向が現れていると言えそうだ。

 ちなみに、「食べたくない」フライドポテトのフレーバーは、関東のNo.1は「がり」(32%)で、関西のNo.1は「納豆マヨ」(35%)だった。関西の“納豆嫌い”がここでも反映されている格好となっている。

☆「食べたいフレーバー」ベスト10(関東)
1位 ガーリックバター
2位 明太バター
3位 チーズ
4位 コンソメ
5位 バジル
6位 じゃがバタ
7位 梅わさび
8位 韓国のり
9位 BBQ
10位 ほたて塩バター

☆「食べたいフレーバー」ベスト10(関西)
1位 コンソメ
2位 チーズ
3位 じゃがバタ
4位 ガーリックバター
5位 BBQ
6位 明太バター
7位 バジル
8位 梅わさび
9位 のりわさび
10位 ペッパーマヨ/韓国のり

☆「食べたくないフレーバー」ワースト5(関東)
1位 がり
2位 アップルシナモン
3位 納豆マヨ
4位 おでん
5位 あんかけスパゲッティ

☆「食べたくないフレーバー」ワースト5(関西)
1位 納豆マヨ
2位 おでん
3位 あんかけスパゲティ
4位 アップルシナモン
5位 がり



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