「東のエデン」劇場版の予告編公開「滝沢朗が消えた半年後の物語」
今年4月からフジテレビ系深夜アニメ“ノイタミナ”枠で放送され、同時間帯視聴率1位や、深夜としては異例の瞬間最高視聴率5.7%をたたき出した「東のエデン」。テレビアニメ版の全11話ではストーリーが完結せず、残された謎の数々は、今冬公開される2作の劇場版へと引き継がれることが発表されている。その劇場版の予告編映像が6月27日に解禁となり、テアトル新宿(東京)、ユナイテッド・シネマ豊洲(同)、テアトル梅田(大阪)などの劇場上映のほか、公式スペシャルサイト(http://juiz.jp/special/)での公開も始まった。
公開された予告編は、1分半弱の映像。テレビアニメ版の映像を凝縮した構成で、「TVシリーズ遂に完結!」「新たに動き出す救世主(セレソン)」とのメッセージが流れる。気になる劇場版のストーリーにはあまり踏み込んだ内容ではないが、「王様のいないこの国で、彼は再び戦うことを選んだ」とのヒロイン・森美咲(声:早見沙織)によるナレーションや、「滝沢朗が消えた半年後の物語」とのメッセージが表示されるといった内容だ。
「東のエデン」はテレビアニメ版が放送される際、「この国の“空気”に戦いを挑んだひとりの男の子と、彼を見守った女の子のたった11日間の物語。」とされていたが、実際に描かれたのは2011年2月12日から2月19日までの8日間のみだった。また、意味深なラストシーンで放送を終えたため、劇場版では「残りの3日間が描かれるのか」「全く新しい主人公(=新しいセレソン)が中心となるのか」「2作のうち1作はテレビアニメ版の総集編的なものになるのか」など、放送終了直後から、ファンの間ではさまざまな憶測を呼んでいる。
公開日は「劇場版I The King of Eden」が11月28日、「劇場版II Paradise Lost」が来年1月を予定。なお、羽海野チカによる「キャラクター原案BOOK」が付く前売特別鑑賞セット券は27日に発売されたが、すでに完売する劇場が相次いでいるようだ。
東のエデン