ドラえもんと話せる21世紀型コミュニケーションロボット「Myドラえもん」

dora21_robo001.jpg 今年は「ドラえもん」のアニメ放映開始から30周年の節目の年。これを記念して、バンダイは“21世紀型コミュニケーションロボット”と銘打った「Myドラえもん」を、ドラえもんの誕生日にあたる9月3日に発売する。価格は31,500円(税込み)。

 「My ドラえもん」は全高16.5センチの小型ボディの中に最新技術を詰め込み、ドラえもんとの会話やコミュニケーションを取ることができるロボット。本体には近接センサーや光センサー、音響センサー、温度センサーなどを7か所に仕込み、その時々の状況に合わせた反応を示すようにできている。

 具体的には、各センサーを複合して情報解析を行う「ニューラルネットワーク」を応用した技術により、目の前の状況や音、光、時間、温度などを解析。ドラえもんが今どのような状況にあるのかを分析し、その状況に合ったおしゃべりやアクションを行う。例えば、ドラえもんの顔がユーザーを捜して、ユーザーのほうを向いておしゃべりをしたり、そのおしゃべりに合わせたリアクションをするといった具合だ。

 また、音声認識技術を使わずに、おしゃべりをスムーズにするシステム「スキット」を搭載。例えば「明日は晴れるかな?」とドラえもんが話しかけた時のユーザーの反応の違いにより、「そうだよね」もしくは「僕は晴れると思うな」と、話す内容を決めて返答するなど、柔軟な対応を見せてくれる。そのため、まるでドラえもんとおしゃべりをしているかのような感覚が味わえるという。ドラえもんのセリフは1,300以上と、かなりの数だ。

 ドラえもんの目の部分には、玩具では初となるペーパー液晶を採用。おしゃべりの状況に合った目の表情を作るなど、喜怒哀楽をバッチリ表現してくれる(表情は10パターン)。また、「しっぽスイッチを引くと機能が停止する」「四次元ポケットを開けるとひみつ道具登場時の効果音が流れ、ひみつ道具の名前を言う」といった、ファンなら思わずニヤリとしてしまう機能も。

 アニメに登場するドラえもんがひみつ道具を買うデパート「未来デパート」の小包をイメージしたパッケージデザインなど、細やかな部分にもこだわった「Myドラえもん」。ファンなら手元に置きたいロボットだ。