世界初の「テレビにつなぐ地球儀」、タッチした国の情報や写真を表示

tvglobe002.jpg 各国の位置関係、大陸や島の形状、地勢の分布など、地球の様子を球体上に表現した模型の地球儀。人類最古の地球儀は紀元前に作られたと言われるほどその歴史は古く、現存する最古の地球儀もドイツの地理学者ベハイムが1492年に製作したものと、かなり古い。そんな地球儀も、いまでは“しゃべる”ものや、地球が自転するように自動回転するもの、電磁力によって宙に浮くものなど、さまざまなバリエーションが存在しているが、エポック社は、新たに“テレビにつなぐ”地球儀を開発した。このコンセプトの地球儀の商品化は世界初だ。価格は36,750円(税込み)。

 エポック社が7月18日から発売するのは「TV地球儀」。地球儀本体とテレビをAVケーブルでつなぎ、付属のペンで地球儀をタッチすると、テレビ画面の中に表示された地球から、選択したモードに合わせた情報がクローズアップされる仕組みだ。

 用意されているモードは、テレビにつないで学び、遊べる11モードと、テレビにつながずに学べる3モードの計14モード。テレビにつなぐモードは、国や地域の解説と写真を見ることができる「世界の国々と地域」、世界の首都の解説と写真を見ることができる「世界の首都」といったオーソドックスなモードのほかに、世界遺産98か所の写真付き解説が見られる「世界遺産図鑑」、世界各地で発掘された恐竜の情報をイラスト付きで見られる「太古の恐竜図鑑」、世界各地に生息するカブトムシやクワガタの写真付き解説が見られる「カブトムシ・クワガタムシ図鑑」など、地球儀を楽しく使うためのコンテンツが満載だ。

 一方のテレビにつながないモードでは、タッチした場所を音声で解説する「世界の大陸と海洋」「世界の国々と地域」「世界の首都」を用意。スタンドアローンの状態でも、地球儀として十分な機能を備えている。

 地球儀は、2008年3月に文部科学省が発表した「新学習指導要領」に社会科の授業で活用するよう指導が記載され、近年、需要が高まっているという。



TV地球儀(エポック社)