映画「名探偵コナン 漆黒の追跡者」が興収34億円突破、シリーズ新記録に
4月18日から公開されたアニメ「名探偵コナン」の劇場版「名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)」が好調だ。6月7日時点の観客動員は291万人、興行収入はシリーズ新記録となる34億円を突破。現在もまだ上映は続いており、さらなる上積みが期待される。
「名探偵コナン 漆黒の追跡者」は、劇場版シリーズでは初となるゲスト声優にDAIGOを起用。原作やテレビシリーズで物語に深く関わる“黒ずくめ”(黒の組織)が劇場版ストーリーに本格的に登場するなど、アニメ「名探偵コナン」の“これまで”と“これから”を融合させた作品だ。
好調の要因のひとつに、3月27日に日本テレビ開局55周年・読売テレビ開局50周年記念番組として「ルパン三世vs.名探偵コナン」が放送されるなど、直接・間接を問わず、劇場公開前に「名探偵コナン」に寄せられた関心度が例年以上に高まっていたことが挙げられる。また、DAIGOの起用も、新しいファン層の獲得に貢献したようだ。
なお、これまで劇場公開された「名探偵コナン」は全部で13作品。興行収入は次のとおりとなっている。
1997年「時計じかけの摩天楼」(11億円)
1998年「14番目の標的(ターゲット)」(18.5億円)
1999年「世紀末の魔術師」(26億円)
2000年「瞳の中の暗殺者」(25億円)
2001年「天国へのカウントダウン」(29億円)
2002年「ベイカー街(ストリート)の亡霊」(33.8億円)
2003年「迷宮の十字路(クロスロード)」(32億円)
2004年「銀翼の奇術師(マジシャン)」(28.5億円)
2005年「水平線上の陰謀(ストラテジー)」(21.5億円)
2006年「探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」(30億円)
2007年「紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)」(25.3億円)
2008年「戦慄の楽譜(フルスコア)」(24.2億円)
2009年「漆黒の追跡者(チェイサー)」(34億円)※6月7日現在
「名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)」公式サイト