友人や恋人が突然の来訪、部屋に招き入れるまでの「片付け時間」は?
「今から行ってもいい?」。友だちや恋人から突然そんな連絡が来たとき、自分の部屋を見渡してみたら、とても人を招き入れるような状態ではなかった……なんてことはよくある話。普段から部屋を片付けておきたいと思ってはいても、現実的には、なかなかキレイな状態をキープしておけないと悩んでいる人も多いのではないだろうか。そこで、「自動掃除機ルンバ」の日本代理店セールス・オンデマンドと、調査会社のアイシェアが共同で「突然の来客に対応するために、どれくらいの時間が必要か」について調査を行った。
まず、「一人暮らし」をしている349人と、家族などと同居していても「個室を持っている」とした565人の計914人に、「突然友人から『来訪したい』と連絡を受けた場合、部屋を片付けるのにかかる時間」を聞いたところ、「待ち時間なし」ですぐにOKが出せると答えた人は全体の11.7%だった。最も多かった回答は「今日は断る」(19.6%)で、部屋の状態を考えると、来訪は歓迎しないという人が多いようだ。ただ、一方で「10~30分未満」(18.6%)も2番手につけており、比較的手際よく部屋の片付けをする人も少なくないことが分かる。
また、この914人のうち、「恋人がいる」とした187人に「恋人から同様の連絡が来た場合はどうか」と聞くと、「待ち時間なし」としたのは全体の25.1%で、男性は28.7%、女性は21.5%となった。
そうした状況を踏まえ、「掃除や片付けがもっと行き届いた部屋で過ごしたいと思うことがあるか」と聞いたところ、69.0%が「ある」と回答。女性では 73.0%と、自分の部屋の現状に不満のある人が7割を超えている。さらに「理想的に掃除や片付けがされた部屋を100%とすると、現状は何%くらい掃除できているか」をたずねたところ、最も多い回答は「50パーセント」(36.5%)で、次いで「30パーセント」(32.2%)、「80パーセント」(16.8%)、「0パーセント」(14.6%)と続いた。8割以上の人が「理想の半分以下」の状態であると考えているようだ。
そして、もっと片付いた部屋で過ごしたいとした人に「何があればもっと掃除できると思うか?」と複数回答形式で聞いたところ、トップは「やる気」(66.6%)に。以下、「時間」(56.4%)、「心の余裕」(41.5%)、「継続力」(27.3%)、「体力」(23.5%)と続いている。日々、多忙な生活を送る現代人にとって、掃除に時間や体力を割く余裕がないことがよく分かる結果となった。
突然の来客、女性の9割強は「片付ける時間必要」、5人に1人は「今日は断る」