超小型ノートPC「VAIO type P」にWindows XPモデル、6月6日から発売
今年1月、ソニーの「VAIO」ブランドを冠した封筒サイズ(長形3号の定形封筒 235×120ミリサイズ)の超小型ノートPCとして衝撃のデビューを飾った「VAIO type P」。そのデザイン性の高さやコンパクトなサイズは高い評価を受け、多くのモバイルユーザーを熱狂させたが、OSがWindows Vistaしか選択することができない点をマイナス評価する声もまた少なくなかった。ネットでは実際に購入したユーザーによる、「Windows Vistaでは重い」とのレビューも散見できる。
そうした声を受け、ソニーは5月26日、「VAIO type P」のWindows XP搭載モデル「VGN-P50」を発表した。基本的なスペックはメモリが1GB(従来は2GB)にダウンした一方で、HDDは80GBに強化(従来は 60GB)。OSにWindows XP Home Editionを搭載し、NTTドコモの「FOMA HIGH-SPEED」に接続可能なワイヤレスWAN通信機能を標準搭載している。また、電源オフ状態からクイック起動してすぐに使える「インスタントモード」が新たにワイヤレスWANにも対応した。
価格はオープンプライスだが、店頭の市場推定価格は85,000円前後となる見込みで、ソニースタイルの「VAIOオーナーメードモデル」は67,800円から。6月6日に販売を開始する。なお、Windows Vista搭載モデルも若干の機能強化を図った上で、引き続き販売を行う。
Windows XP搭載モデルの登場に伴い、既存のWindows Vista搭載モデルのユーザー向けに、Windows XP用のドライバの提供も始まる。VAIOのサポートページからダウンロードするか、ドライバを収録したDVDを取り寄せるかの2つの方法で提供する予定だ。
VAIO type P