96%は「仕事中に眠気」、「休憩時間の昼寝」経験者の9割が効果実感
スペイン語圏では「シエスタ」と呼ばれる習慣的な昼寝が行われているが、近年は作業の効率に好影響を及ぼすとの医学的な研究も行われるなど、世界的に昼寝の効果が見直されている。2004年には英国睡眠学会で昼食後の「パワーナップ」(ナップ=napはうたた寝の意)による生産性の向上が提唱され、日本でも「パワーナップ」を実践する企業がジワジワと増えているという。そんな昼寝を、社会人はどのように取り入れ、どの程度の効果を感じているのだろうか。世の“昼寝事情”を探るべく、アイシェアが調査を実施した。
調査の対象は20代から40代のネットユーザーで、男女405人(うち仕事をしている人は283人)。
まず、在職中の人に「仕事中、昼間に眠くなったことがあるか」とたずねたところ、「頻繁にある」(37.8%)と「たまにある」(58.3%)を合わせた、実に96.1%もの人が「眠くなることがある」と回答した。そのうち、「仕事中に気付いたら眠っていた経験」が「ある」と答えたのは45.2%に上り、 20代に限れば55.2%もの人が仕事中に眠ったことがあるという。
また、実際に眠ってしまわなくても、「眠くなった経験」が「頻繁にある」と答えたのは59.8%。「たまにある」の35.8%を大きく上回り、多くの人が眠気を抱えながら日々の仕事に臨んでいることが浮き彫りとなっている。
さすがに仕事中に眠ってしまうのはまずいが、昼休みの時間などを利用して軽い昼寝をするのは、眠気を取る良き方法。実際にそうした方法を実践しているかどうかをたずねたところ、「頻繁にしている」(13.8%)と「眠たいときだけしている」(47.0%)を合わせた60.8%が「昼寝をしている」と回答した。
その効果については「すごく効果がある」(35.5%)と「少し効果がある」(59.3%)を合わせた94.8%もの人が、「効果がある」と感じているようだ。生活の中にうまく取り入れれば、仕事の効率アップも見込める昼寝。皆さんは、昼寝を実践してる?
効果を実感!休憩時間の「昼寝」が定着傾向に?