単3の乾電池8本で動くミニノートパソコン、タイのNorhtecが発表
ノートパソコンをアクティブに使おうと思うと、必ず立ちはだかるのがバッテリ駆動時間の問題。昨今、人気を呼んでいるネットブックでは公称4時間前後の製品が多く、通信をしたり、液晶画面を明るく設定していたりすると、実際の駆動時間はそれよりも短くなり、アクティブに使うには少し心許ないのが実情だ。だからと言って、別売りの大容量バッテリや予備のバッテリを購入すると、せっかく安い価格で本体を購入したのに……と悩みは尽きないが、そうした苦悩を一気に解決してくれる可能性を秘めたミニノートパソコンが、タイのNorhtecから登場する。
Norhtec が7月の発売に向けて準備を進めている「The Gecko Laptop」は、単3の乾電池×8本で駆動するミニノートパソコン。一般的にパソコンは消費電力が大きいとされるだけに、「乾電池ではすぐにバッテリ切れになるのでは?」という素朴な疑問が聞こえてきそうだが、「Gecko Laptop」は公称4時間の駆動時間を確保するという。乾電池は街中で簡単に手に入れることができるため、ユーザーのバッテリへの不安を和らげてくれる製品と言えそうだ。また、リチウムイオンバッテリ(4~6時間駆動)で動作させることもできる。
スペックは8.9型のTFT液晶(1024×600ドット)、CPUは1GHzのXcore86、メモリは256MB/512MB/1GB、USB2.0 ポート×3を搭載し、記憶媒体としてSDメモリカード、もしくは2.5インチHDDを選択可能。OSはUbuntu Remixがプリインストールされており、ウェブブラウザ、電子メール、オフィスソフト、インスタントメッセンジャー、テレビ会議ソフト、ゲーム、教育ソフトなどを含む。また、Windows XPもサポート対象に含まれる。
気になる「Gecko Laptop」の価格は、基本的な構成のモデルなら200ドル(約19,000円)から。日本での発売は未定だが、世界的に注目度の高いミニノートパソコンとなりそうだ。
The Gecko Laptop - Coming soon!(Norhtec)