英国のポテトチップスコンテスト、優勝は「大工さんの朝ご飯味」に
英国最大のポテトチップスメーカー「ウォーカーズ」がフレーバーのアイデアを募るコンテストを開催し、最終候補の6種類を商品化、期間限定で発売したのは今年1月のことだ。このとき、コンテストを勝ち抜いた1種類を継続販売することも発表されていたが、いよいよコンテストの優勝フレーバーが決定。消費者による総投票100万票以上の中から、23万票超を獲得して見事優勝の栄冠を手にしたのは「大工さんの朝ご飯味」だった。
コンテストの最終候補に残っていたのは、「オニオン・バジー」(インド料理)、「ビルダーズ・ブレックファスト」(大工さんの朝ご飯の風味)、「フィッシュ&チップス」(英国の伝統料理)、「ケイジャン・スクゥィール」(リス肉のケイジャン風料理)、「チリ&チョコレート」(メキシコ風)、「クリスピーダック&ホーシンソース」(北京ダックと甜麺醤)の6種類。国際色あふれる、個性的なフレーバーのラインアップとなっていた。
「大工さんの朝ご飯味」は、ソーセージ、大豆の煮物、卵など、定番の朝食の味をポテトチップスで再現したもの。発案したエマ・ルーシンさんには、優勝賞金として5万ポンド(約750万円)と、商品化された「大工さんの朝ご飯味」の売上の1%が支払われる。
ちなみに、最終候補に残っていた「ケイジャン・スクゥィール」(リス肉のケイジャン風料理)は今年3月、英国の動物愛好家が実際にリスに与えてみたところ、 “貪るように”食べたという話題が英紙サンによって報じられ、さらに通信社を通じて「リスがリスを…」というノリで世界中に配信されたのは記憶に新しい。
ただ、「ケイジャン・スクゥィール」の原材料にリスは使われておらず、あくまでも「リス肉の料理」をイメージした味であること。また、リスは雑食性なので、なんでも食べることなどから、ネットからの“ツッコミ”が多い話題でもあった。
「大工さんの朝ご飯味」「リス肉味」のポテトチップスはどんな味?
「リス肉味のポテチ」をリスが貪るように食べた、英サン紙が伝える。
Walkers(公式サイト)