「アバクロ」日本上陸1号店は12月オープン、東京・銀座にアジア初店舗

abercrombie001.jpg ブラッド・ピットやマライア・キャリー、サッカーのデビッド・ベッカム選手らが愛用していることで、若者を中心に人気となっている米ファッションブランド「アバクロンビー・アンド・フィッチ」。日本でも「アバクロ」の愛称で親しまれており、木村拓哉やダウンタウンの浜田雅功、浜崎あゆみらが愛用していることでも話題となったブランドだ。そんな「アバクロ」がいよいよ日本に上陸。今年12月15日にアジア初店舗にして、日本上陸1号店となる旗艦店を東京・銀座にオープンする。

 米国では345店舗を展開している「アバクロ」だが、米国以外の地域にはカナダと英国に店舗があるだけで、海外進出には消極的だった(※今年10月にはイタリア・ミラノに出店予定)。日本には直営店や正規の代理店がなく、日本人は米国などの店舗や公式サイトなどでの通信販売、輸入品店などで購入するしかなかったが、これが希少価値を高め、結果として輸入品店やネットオークションでは定価の数倍で販売されていることも多いのが現状だ。また、偽物も多く出回っていることが問題視されている。

 このことから、日本の「アバクロ」愛用者は上陸を待ちわびており、 2005年に日本法人が設立され東京・銀座に大型広告が登場したときには「やっと日本進出か」と話題になった。しかしこのときは、カナダと英国への進出を優先するとして無期限の延期となり、ようやく2007年に「2009年中の日本上陸」をアナウンス。そしてついに、オープン時期が12月に確定した。

 東京・銀座の旗艦店は中央区銀座6丁目にあるビルの1~11階に入る。店舗面積は937平方メートルと、昨年日本上陸を果たしたスウェーデン発の衣料チェーン「H&M(ヘネス・アンド・マウリッツ)」銀座店の約1,000平方メートルとほぼ同等の広さとなる予定だ。



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