「株主向けサイト」の使いやすさランキング、1位はカプコンとNTTドコモに

gomez001.jpg 自社のサービスや製品を紹介するサイトに加え、多くの企業が用意しているのが株主に向けて企業情報を発信する「IRサイト」。主に決算説明やプレスリリースといった広報資料が用意されているサイトだが、そうした「IRサイト」の“使いやすさ”について、ゴメス・コンサルティング株式会社が「IRサイトランキング2009」としてまとめ、同社ウェブサイト(http://www.gomez.co.jp/)で発表している。

 「IRサイトランキング2009」は毎年、国内全上場企業が提供する株主・投資家向け「IRサイト」の使いやすさや情報の充実度の評価を目的に行っているもので、今回が3回目。「ウェブサイトの使いやすさ」「企業財務・決算情報の充実度」「経営組織・戦略情報の充実度」「きめこまかな情報開示」の4つの切り口から、アナリストが評価を行い、ランキング形式にまとめた。

 発表された「IRサイトランキング2009」は次のとおり。

◎IRサイトランキング2009
1位 カプコン(5位)
1位 エヌ・ティ・ティ・ドコモ(3位)
3位 富士フイルムホールディングス(44位)
3位 東芝(1位)
5位 KDDI(2位)
6位 三井物産(13位)
7位 ソフトバンク(18位)
8位 ミネベア(21位)
9位 TDK(9位)
10位 第一三共(24位)
10位 ベネッセコーポレーション(21位)
10位 富士重工業(23位)
※()内は前回順位

 トップに選ばれたのはカプコンとNTTドコモだった。同社はカプコンについて「アナリスト評価をはじめとする第三者情報を開示したり、過去のヒット商品や開発者コメントを掲載したりし、多角的に自社を伝えるための画期的な試みがなされている」と評価。

 また、エヌ・ティ・ティ・ドコモについては「決算説明や方針説明など、さまざまなプレゼンテーション資料・動画を配信し、個人投資家向けのわかりやすい企業情報が特徴的な、きめこまかなIRサイト」と評している。