小さな子どもがいる共働き夫婦の“2人きりの時間”はどれくらい?
新婚当初は恋人のような“2人きりの時間”を楽しんでいた夫婦にも、年月を重ねればいずれ変化は訪れる。子どもが生まれ、育児に追われる日々となれば必然的に“2人きりの時間”は減ることになるが、そうした中で夫婦の意識はどのように変化していくのだろうか。育児サポートグッズを販売するコンビ株式会社が、末子の年齢が0~4歳の子どもを抱える共働きの男女516名を対象に、「夫婦ふたりの時間について」の実態調査を行った。
まず、「子育て中も“2人きりの時間”は必要だと思うか」とたずねたところ、男性・女性ともに58.1%が「子育て中も必要である」と、過半数を超える人が「必要」と回答している。ただ、一方で男性の37.6%、女性の32.6%は「必要だが、子育て中はなくてもやむを得ない」と、“2人きりの時間”を諦めている人も少なくないようだ。また、男性の4.3%、女性の8.9%は「特に必要だと思わない」とやや冷めた回答だった。
次に「“2人きりの時間”は週に何時間くらいあるか」を聞いたところ、平均は9時間という結果に。1日あたりに換算するとわずか1時間17分ということになる。そうした短い時間の過ごし方は、多いほうから順に「会話」「TV・DVD観賞」「食事」「ショッピング」「共通の趣味」。最も回答を集めた「会話」の中身は、多いほうから順に「子育て」「夫の仕事」「TV」「時事(ニュース)」「妻の仕事」「趣味」の順となった。
さらに「“2人きりの時間”の変化」についてたずねたところ、「子どもが生まれてから減った」(88.8%)が圧倒的多数に。次いで「変化なし」(5.8%)、「子どもが生まれてから一時的に増えたが、また減った」(2.3%)、「子どもが生まれてから一時的に減ったが、また増えた」(2.1%)、「子どもが生まれてから増えた」(1.0%)となっている。
ちなみに、少ない“2人きりの時間”を作るために行っていることとしては、「子どもを早く寝かしつける」(49.4%)が最多。また、「妻の両親に子どもを預ける」(27.9%)と「夫の両親に子どもを預ける」(22.1%)を足すと5割になるなど、共働きの家庭においては両親の担う役割が大きいことが浮き彫りとなっている。
夫婦ふたりの時間について(コンビ)