バンダイナムコの人気RPG「テイルズ オブ」シリーズが初の映画化
発行:2009年04月06日 23:19
「ドラゴンクエスト」シリーズや「ファイナルファンタジー」シリーズよりも一般的な知名度は劣るものの、1995年の第1作発売以来、着々と作品を重ねてきたバンダイナムコゲームスの人気RPG「テイルズ オブ」シリーズ。昨年は、8月に発売された「テイルズ オブ ヴェスペリア」が「Xbox360」の本体売り上げを急増させるなど、熱烈なファンが多いことでも知られている。そんな「テイルズ オブ」シリーズが初めて劇場アニメになることが発表された。公開は2009年内を予定している。
現在、製作が進められているのは「テイルズ オブ ヴェスペリア~The First Strike~」。ゲーム本編で描かれる物語以前の時代をベースとした作品で、制作は「テイルズ オブ」シリーズのオープニングムービーを数多く手がけたプロダクション I.Gが担当する。ゲームの持つ壮大な世界観や、個性的なキャラクターたちが紡ぎ出すストーリーを、新たな視点で描き出すという。
監督には映画「イノセンス」や「キル・ビル Vol.1」などのビジュアルを手がけ、「テイルズ オブ レジェンディア」のムービーパート監督などを務めた亀井幹太氏を起用。脚本にはスタジオジブリの映画「猫の恩返し」や、連続ドラマ「サトラレ」(テレビ朝日系)などを手がけた吉田玲子氏を起用している。
「テイルズ オブ ヴェスペリア」は、帝国を自ら脱退し、己の信じた“正義”を貫くことを決めた主人公ユーリと、幼いころからの友人であり、帝国で騎士団の一員として活躍するフレンとの、異なる視点から互いの“正義”を貫き通す物語。今秋にはプレイステーション3への移植も予定されている。