大学生の「お小遣い」事情、難関大学の学生は40%以上が仕送りなし
発行:2009年03月23日 22:27
一般的に親の支援を受けながら学生生活を謳歌している人が多いとされる大学生たち。では、そうした大学生は、毎月どの程度自由に使えるお金があるのだろうか。東大家庭教師友の会が東大生や早稲田・慶応・一橋大学を含む難関大生を対象に、「お小遣い事情」の調査を実施した。
まず、1か月のアルバイト収入をたずねたところ、東大生は「1万~3万円」(32.4%)が最も多く、大学生のアルバイト収入としては少なめの金額だった。一方、難関大生は「1万~3万円」(25.8%)、「3万~5万円」(27.8%)、「5万~10万円」(24.7%)がほぼ同率という結果に。違いが出たのは「アルバイト収入10万円以上」の割合で、東大生が2.1%だったのに対し、難関大生は7.2%と、東大生の約3.5倍という結果になっている。
次に、仕送りの金額についてたずねたところ、東大生・難関大生ともに「仕送りはもらっていない」と答えた学生が最も多く、平均は45.2%となった(※親と同居の学生を含む)。不況の影響から、仕送り額が減った、借家から寮に移った、遠くても親元から通う、など、節約を強いられている学生もいるようだ。
このような収入状況の中で、毎月自由に使える金額はどの程度なのかを聞いたところ、東大生は「1万~3万円」(47.9%)、難関大生は「3万~5万円」(38.1%)が最多に。
出費の内訳は「食費」がダントツの1位で東大生・難関大生ともに約半数を占め、次いで「飲み会などの交際費」となった。違いが表れたのは「書籍費」で、東大生が9.2%だったのに対し、難関大生は2.1%と少なく、東大生の勤勉さがうかがえる結果となっている。
東大家庭教師友の会