半年で1億7000万食のヒット、納豆「あらっ便利!」の容器が進化

niowanatto_kintsubu001.jpg 昨年9月に発売後、わずか6か月で1億7000万食の大ヒット商品となったミツカンの納豆「金のつぶ あらっ便利! におわなっとう3P」と「同 超やわらか納豆とろっ豆3P」。納豆のたれをゼリー状の「とろみたれ」にすることでたれ袋を撤廃し、さらに納豆の表面を覆っていたフィルムも廃止したという“小さな革命”を起こした商品だが、この「あらっ便利!」シリーズに、進化した新容器が採用されることになった。3月下旬をめどに、導入を完了する。

 新容器は「あらっ便利!」を購入した消費者から寄せられた「開けづらい」「かき混ぜづらい」といった評価に応えたもの。まず、「開けづらい」を解消するため、容器のふた部分にミシン目を入れて、ワンステップで開けられる画期的な仕組みを開発した。従来の納豆容器では「ふたをはがす」「ふたを切り取る」という2ステップが必要だったが、新容器では「ミシン目に沿ってふたをはがす」というワンステップで開けられる。

 そして「かき混ぜづらい」を解消するために、納豆のスペースを拡大。「とろみたれ」側の境界に丸みをもたせて面積を広げ、箸などをより回りやすい構造にした。いずれも細やかな改良だが、真摯に消費者の声に耳を傾けた、かゆいところに手が届く進化となっている。

 ミツカンが今年2月27日~3月1日に20~40歳代の既婚女性を対象に行った「納豆に関する調査」では、31.8%が「『あらっ便利!』を購入するようになって家庭で納豆を食べる頻度が以前よりも増えた」と回答。また、84.6%が「『あらっ便利!』を今後も購入したい」とするなど、納豆市場の活性化に貢献している。



金のつぶ(ミツカン)