「鉄道の旅」は9割以上が好み、鉄道で行ってみたいところは北海道が断トツ人気
自動車や飛行機などのほかの交通機関に比べると、“情緒”の面で一歩抜きんでている「鉄道の旅」。近年は鉄道ブームに後押しされる形で「鉄道の旅」が再評価され、その人気も高まりを見せている。そうした中、旅行代理店大手のJTBが旅のアンケートサイト「たびQ」で「鉄道の旅」に関する調査を実施した。
まず、「鉄道の旅は好きか」をたずねたところ、「好き」(55.4%)と「どちらかというと好き」(37.6%)を合わた93%もの人が「鉄道の旅」を支持する結果となった。このアンケートは10代から80代以上までの回答者を得ているが、幅広い年代から「鉄道の旅」が好まれていることがわかる。
次に「鉄道の旅が良いと感じるところ」をたずねたところ、トップは「車窓からの風景が楽しめる」(40.0%)に。以下、「移動中も旅として楽しめる」(19.8%)、「(運転しなくても)乗っているだけでよい」(13.6%)、「ほぼ正確な時間に目的地に到着する」(13.0%)、「駅弁などを楽しめる」(8.3%)、「お酒を飲めるので皆で楽しめる」(4.1%)と続いた。移動中の時間もリラックスしながら、旅の一部として楽しむことができると感じている人が多いようだ。
高い支持を得ている「鉄道の旅」だが、逆に「良くないと感じるところ」はどのようなところだろうか。すると、「駅から目的地まで別の移動手段が必要になる場合がある」(31.3%)と「荷物の運搬が面倒」(31.0%)が1,2位となり、荷物を持って移動しなければならない煩わしさに不満を抱く人が多い。以下、「席に座れない場合がある」(12.5%)、「発着時間など、時間に縛られる」(10.9%)、「移動に時間がかかる」(6.4%)、「他の人と乗り合わせになる」(4.9%)と続いている。
そして「鉄道で行ってみたいところ」をたずねたところ、2位の「スイス」(112票)を大きく引き離し、1位には「北海道」(377票)が立った。1位と2位の回答から推察すると、雄大な自然の中を走る鉄道に乗りたいと願う人が多いのかもしれない。以下、「東北」(80票)、「ヨーロッパ」(59票)、「九州」(58票)、「オリエント急行」(44票)、「シベリア鉄道」(23票)、「カナダ」(23票)、「山陰」(19票)、「京都」(19票)と続き、海外の「鉄道の旅」も人気が高い。
皆さんは「鉄道の旅」は好き? 嫌い?
たびQ