北海道産生乳を限定使用、日本初の製法を採用した牛乳「ごちそうミルク」発売

takanashi_gochimilk.jpg 市販の牛乳が嫌いな人でも、牧場の搾りたてのものは何故か飲めてしまうことがある。その決定的な差は味とにおい。こうした牛乳本来の味を大切にした「タカナシごちそうミルク」がタカナシ乳業から3月30日に発売される。北海道産の生乳だけを使い、欧州で高く評価されている「マイクロフィルター製法」を日本で初めて採用したきめ細かくコクのある牛乳だ。内容量は500ミリリットルと1リットルの2種類で、価格はそれぞれ138円、228円(ともに税込み)。

 牛乳を飲む人は減少の一途をたどり、飲用牛乳市場も年々縮小傾向にある。その理由の多くが味やにおいに関するもので、インターワイヤードが2007年に行った調査でも「味が嫌いだから」「臭いが嫌いだから」という回答がともに40%前後を占めていた。製品となる牛乳は殺菌が義務付けられているが、この加熱殺菌が風味低下の原因となっている。

 タカナシ乳業では、殺菌による風味の変化を抑えるため、酪農先進地域である欧州で高い評価を得ている「マイクロフィルター製法」に注目。生乳を丁寧にろ過するこの製法とともに摂氏74度で15秒間殺菌する「HTST殺菌」を採用し、より生乳に近い味わいと賞味期限の延長を実現した。

 原料にもこだわり、北海道産の生乳のみを使用。コクと後味のバランスを考慮し、乳脂肪分は3.0%に調整されている。本来の味が楽しめる新感覚の「ごちそうミルク」、牛乳が苦手な人もこれで克服できるかもしれない。



タカナシ乳業