人生最後に乗る車もスタイリッシュに、光岡自動車が新型霊柩車発表

mitsuoka_okuriguruma.jpg 葬儀場から火葬場や墓地へ、人生の最後に乗る車である霊柩車。日本では後部に宗教的装飾を施した宮型霊柩車がほとんどだが、近年は派手な装飾に対する抵抗感が高まっており、リムジンタイプの洋型霊柩車を使用する人が増加している。こうした中で、「ビュート」や「オロチ」で知られる光岡自動車が洋型霊柩車「ミツオカリムジンtype2-04」を発表した。重厚でスタイリッシュな外装はもちろんのこと、輸入車と比べて低コスト、高サポートである点が特徴だ。

 洋型霊柩車の人気が高まる一方で、輸入車のためコストがかさむことや車体の大きさが葬儀会社の頭を悩ませていた。「ミツオカリムジンtype2-04」は、洋型霊柩車の重厚さや品格はそのままに、低価格を実現。車体も全長5,170ミリと輸入車(全長7,000ミリ前後)より小さく抑え、運転しやすさに配慮した。

 また、長期間にわたるサポート体制を整えており、外装のリフォームも受け付けるなど、国産ならではのメリットも充実。価格はスタンダード(1,500cc)が522万9,000円、デラックス(1,800cc)が558万6,000円(ともに税込み)で、寒冷地などに対応した4輪駆動車も用意している。

 一般の人にとって購入対象とはならない霊柩車だが、人生のフィナーレを飾る車の選択肢が広がるのはうれしいこと。光岡自動車ならではの独創的なデザインも人気を集めそうだ。



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