花粉で鼻づまりに悩む人、花粉症時期の睡眠時間は通常時より平均1.2時間短く
くしゃみ、鼻づまり、目のかゆみ。この時期だけは、鼻がなくなってしまえば良いのに……なんて話をする人もいるほど、苦しめられる人の多い花粉症のシーズンが到来している。花粉症が原因で日中の生活に支障を来すのは言うに及ばず、睡眠の際にも「寝付きが悪くなる」「目が覚めてしまう」と、辛い日々を送っている花粉症患者は多いが、そんな花粉症に悩む患者の中で、最も辛い症状として鼻づまりを挙げている男女500人に対し、グラクソ・スミスクラインが「花粉症と眠りに関する調査」を行った。
まず、花粉症のシーズンとそうでない時期のそれぞれの平均睡眠時間について統計を取ったところ、花粉症のシーズンはそうでない時期に比べ、平均で1.2時間も睡眠時間が短くなることが分かった。さらに、「花粉症時期はそうでない時期と比べ、寝付きが悪くなる、もしくは眠りが浅くなると感じますか」との質問には、全体の87.4%もの人が「ある」(44.2%)もしくは「たまにある」(43.2%)と回答している。
次に「花粉症の時期に最もつらいと感じるときはいつか」を聞いたところ、「就寝時」と答えた人が27.4%と最も多く、3位の「睡眠中」(20.0%)と答えた人と合わせると、睡眠に関する悩みを持つ人が約半数の47.4%に上った。男女差でみると、「仕事中・デスクワーク時」と回答した人は男性が26.4%だったのに対し、女性は16.0%。「家事」と回答したのは男性0.0%、女性10.0%だった。
そして「よく眠れた日とそうでない日の違い」を聞いたところ、体調や集中力の違いだけではなく、「気持ちが明るくなる」(2位)、「精神が安定する」(5位)と、メンタル面での違いを感じている人が多く見られた。また、「花粉症時期に集中力が低下するかどうか」を聞いたところ、96.2%もの人が「すごくそう思う」(47.6%)もしくは「まあ そう思う」(48.6%)と回答。この中で、「鼻づまり」が集中力低下の一番の要因と考える人は58.4%となっている。
最後に「これまでに花粉症のせいで起こしたと思われる最大の失敗は?」という質問には、「花粉症による睡眠不足のため寝坊し、顧客との重要な会議に遅刻し、プロジェクトから外された」「面接の時に花粉症から来る鼻づまりのせいでボーッとしてしまい不採用になった」といった手痛い失敗や、「睡眠不足で居眠り運転をすることがある」「ボーとしていて、車を駐車場に入れる時、バックしていてぶつけてしまった」など、大きな事故につながりかねない運転中のトラブルに関する回答も寄せられている。
グラクソ・スミスクライン