女性が結婚相手に求める年収は500万円以上が半数超、男性は「こだわらない」が6割
30歳以上の未婚率が上昇している昨今、相手探しを含む結婚に向けた積極的な活動を指す「婚活」という言葉も流行している。こうした中で、パソナグループが運営する「自立人(フリーター)協会」が20代男女を中心に結婚に関する調査を行ったところ、女性の半数超が結婚相手に年収500万円以上を求めていることが明らかになった。一方、男性の6割が相手の年収に「こだわらない」と回答している。
調査は昨年10月1~15日、同社サイト「F-navi」や東京・下北沢周辺で行われた。回答者数183人(男性38.8%、女性61.2%)で、年齢層の構成は20歳未満が19.7%、20~24歳が33.3%、25~29歳が26.2%、30~34歳が20.8%。職業別では学生が30.1%、正社員が26.8%、アルバイトが11.5%、無職が10.9%、派遣社員が7.7%、契約社員が6.0%だった。
結婚については「したい」が6割を超え、「どちらかといえばしたい」を合わせると91.4。子供についても9割以上が「欲しい」または「どちらかといえば欲しい」と回答している。また、結婚の良いと思う点は「家庭や子供を持てる」が男女ともに22%台と最多で、「喜びや悲しみを分かち合える」も男女でほぼ同数。しかし、「精神的な安定が得られる」は男性の17.5%に対し女性は12.4%と差があり、「好きな人と一緒にいられる」や「経済的な安定を得られる」などは女性のほうが多い傾向にあった。
女性が結婚相手に求める年収では「500万円台」と「こだわらない」が19.6%で最も多かったが、「500万円台」~「1000万円以上」の回答を合わせると53.5%。相手の仕事に求めることも「収入が安定している」が17.5%で最多だった。ちなみに、国税庁が昨年9月に発表した民間企業に勤める30~34歳男性の平成19年平均給与は、463万円となっている。一方、男性では結婚相手の年収を「こだわらない」とする回答が60.6%を占め、相手の仕事に求めることも「その人のしたい仕事である」が19.5%で最も多かった。
F-navi