小型・低価格化を実現、5ナンバーの新型ハイブリッドカー「インサイト」発売
発行:2009年02月06日 20:30
原油価格の高騰や金融危機などの影響で、世界的に自動車の販売台数が落ち込んでいる。その一方で、地球環境に対する意識向上などの追い風を受けたハイブリッドカーが好調だ。こうした中、ホンダの新型ハイブリッドカー「インサイト」が発売された。5人乗り5ドアながら5ナンバーサイズを実現、徹底したコストダウンによる低価格化にも成功した。価格はGタイプが189万円、Lタイプが205万円、LSタイプが221万円(いずれも税込み)。
ホンダ初のハイブリッド車「インサイト」は、2人乗りハッチバッククーペの初代が1999年に発売された。しかし、販売台数が世界で約1万7,000台と振るわず、06年に生産中止となっている。
今回発売された2代目「インサイト」は、初代で採用していたリアホイールスカートを排除し、5人乗りに変更。またアルミフレームボディを採用しないことで、ハイブリッドカーで初めて200万円を切る価格を実現している(トヨタ「プリウス」の最下位グレードは233万1,000円)。
さらに、徹底した軽量化などで小型化にも成功し、車体は税金などで優遇される5ナンバーサイズ(現行型「プリウス」は3ナンバー)。街中でも高速走行でも、快適な走りと乗り心地が楽しめるという。
インサイト