「貯蓄」に大切なのは計画性、お金に対する意識の違いで貯蓄額に差

kokomiru001.jpg 年収が変わらなくても、家庭によって生活の余裕に差が出ることがある。その違いは何なのかを調べるべく、健康・美容・生活をテーマにした情報を発信するサイト「ココミル」が6,215人に「貯蓄について」のアンケート調査を実施した。対象は世帯年収301~800万円の既婚家庭で、世帯貯金額300万円以下をグループA、300万円超をグループBとして結果を分析している。

 まず、「家計簿は誰がつけているか」を聞いたところ、「自分」がグループA(貯金額300万円以下)は43.6%なのに対し、グループB(同300万円超)では62.9%、同様に「配偶者」がつけているという人は、グループAが9.6%、グループBが11.4%という結果に。また、「誰もつけていない」はグループAが44.7%、グループBが25.7%と、総じてお金に対する意識の違いが貯金額の差に出ている傾向が現れた。

 次に「主にどのように貯蓄しているか」を聞いたところ、「毎月決めた額を天引きして貯金している」家庭は、グループAが33.3%、グループBは44.1%に。「毎月余った額を貯金している」家庭はグループAが27.8%、グループBが33.2%で、「計画などは特に立てず、たまに貯金している」家庭はグループAが18.2%、グループBが10.9%となった。双方のグループに極端な左派ないものの、計画的に貯蓄をしているほうがお金は貯まりやすいようだ。

 さらに「貯金の目的は何か」を複数回答で聞いたところ、グループAのトップは「子どもの養育費」(60.7%)。次いで「困った時のため」(43.6%)、「老後のため」(41.2%)、「住宅購入のため」(18.4%)、「旅行資金」(16.4%)、「車購入資金」(12.5%)と続く。一方のグループBのトップは「老後のため」(71.3%)で、以下「子どもの養育費」(65.3%)、「困った時のため」(57.9%)、「住宅購入のため」(33.7%)、「旅行資金」(26.7%)、「車購入資金」(24.8%)と続いている。双方とも上位に並ぶ項目に大差はないが、グループBのほうがお金を貯める目的意識が高いようだ。



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