「トップ10ゲームクリエイター」1位に宮本茂氏、日本人は6人ランクイン
本格的なゲームが次々と生まれるようになった1970年代後半以降、現在に至るまでの30余年の間にさまざまな名作と呼ばれる作品が誕生してきた。そうした名作を世に送り出した“カリスマクリエイター”と呼ばれる人々もまた、ゲーム業界から多数輩出されてきたが、米国のゲーム系サイト「GameTrailers.com」が歴代のカリスマクリエイターに序列を付けた「トップ10ゲームクリエイター」を発表している。
ランキングの1位に輝いたのは、任天堂の宮本茂氏。「スーパーマリオ」「ドンキーコング」「ゼルダの伝説」など、任天堂の成長を支え続けてきた名作・名シリーズを生み出した宮本氏は、誰もが認める「ゲーム業界で最も成功した人物」だ。また、2006年には米TIME誌で「アジアの英雄」に、2007年には同じくTIME誌の「世界で最も影響力のある100人」9位に選出されるなど、世界中からその活躍に熱い視線が注がれている。
2位はシミュレーションゲームの金字塔「シムシティ」をはじめとする一連の「シム」シリーズや、ファミコンでも人気を呼んだ「バンゲリングベイ」などのウィル・ライト氏。3位は世界的なヒットでFPSゲーム(ファーストパーソン・シューティングゲーム=一人称シューティングゲーム)のジャンルを広く一般に普及させた「DOOM」「Quake」のクリエイター、ジョン・カーマック氏と続く。
日本人は1位の宮本氏に加え、4位にコナミの小島秀夫氏(「メタルギア」シリーズ)、5位にカプコンの三上真司氏(「バイオハザード」シリーズ、「逆転裁判」シリーズ)、7位に故・横井軍平氏(「ゲーム&ウォッチ」「ゲームボーイ」)、8位にミストウォーカーの坂口博信氏(「ファイナルファンタジー」シリーズ)、9位にカプコンの稲船敬二氏(「ロックマン」シリーズ、「鬼武者」シリーズ)と、計6人がランクインしている。ゲーム業界において、日本人のクリエイターが果たしている役割の大きさがうかがえる結果となった。
☆トップ10ゲームクリエイター(GameTrailers.com)
1位 宮本茂(マリオ)
2位 ウィル・ライト(シムシティ)
3位 ジョン・カーマック(DOOM)
4位 小島秀夫(メタルギアソリッド)
5位 三上真司(バイオハザード)
6位 ウォーレン・スペクター(ウルティマ)
7位 横井軍平(ゲームボーイ)
8位 坂口博信(ファイナルファンタジー)
9位 稲船敬二(ロックマン)
10位 ピーター・モリニュー(ポピュラス)
Top Ten Game Creators