新成人の6割以上は「将来の夢がある」、日本の未来は「暗いと思う」が8割超
今年は1月12日が成人の日。総務省の統計によると、今年の新成人人口は133万人(男性は68万人、女性は65万人)で、人口推計を開始した昭和43年以降、過去最低を更新した前年(135万人)からさらに2万人減少しているという。そんな新成人たちは、自分たちの将来、そして日本の将来についてどのように考えているのだろうか。マクロミルが新成人516人を対象に意識調査を実施した。
まず、「あなたには将来の夢がありますか」とたずねたところ、63.8%が「ある」と回答。25.4%は「今のところない」、10.9%は「わからない」としているが、6割以上の新成人が将来に“夢”という希望を持っていることが分かった。
次に「自分の将来」についてどう考えているのかを聞いたところ、「明るいと思う」(11.8%)、「どちらかといえば、明るいと思う」(52.3%)を合わせた64.1%が、将来に明るい展望を抱いている。一方で「暗いと思う」(9.5%)、「どちらかといえば、暗いと思う」(26.4%)を合わせた35.9%は将来に悲観的だ。
また、「日本の将来」についてどう考えているのかを聞いたところ、「明るいと思う」(1.6%)、「どちらかといえば、明るいと思う」(16.7%)の合計は18.2%にとどまり、「暗いと思う」(17.2%)、「どちらかといえば、暗いと思う」(64.5%)を合わせた81.8%が、日本の未来にあまり良い展望を抱けずにいるようだ。
そして、「いま、重要なこと」を問うべく、「(将来の)仕事・就職」「お金」「将来のためのスキルアップ」「趣味」「今を楽しく生きること」「自分の夢を実現すること」「友情」「親孝行」「恋愛」「結婚(幸せな家族を築くこと)」の10項目の重要度をたずねたところ、トップは97%の「仕事・就職」「お金」となり、76%の「恋愛」や69%の「結婚」と大きな差が出る結果となった。
マクロミル