今年最も活躍したアスリートは? 1位は五輪2大会連続金メダルの北島康介に
今年は北京五輪も開催され、例年以上にアスリートの活躍が目立った年。そんな2008年に最も活躍したアスリートは誰なのか、博報堂DYメディアパートナーズが博報堂DYスポーツマーケティングと共同で、アスリートの総合的なイメージを測定する「アスリートイメージ評価調査」を実施した。
まず、「2008年に最も活躍したアスリート」を聞いたところ、1位は北島康介選手(競泳)だった。北島選手は今年の北京五輪男子平泳ぎ100メートル&200メートルで金メダルを獲得したことに加え、男子4×100メートルメドレーリレーでも銅メダルを獲得。平泳ぎ100メートル&200メートルは2004年アテネ五輪での金メダルに続く2大会連続2種目制覇で、これは日本の競泳選手では初の快挙であることからも、「2008年に最も活躍したアスリート」に相応しい活躍だったと言える。以下、2位に石川遼選手(ゴルフ)、3位にイチロー選手(野球)、4位に浅田真央選手(フィギュアスケート)、5位に上野由岐子選手(ソフトボール)と続く。
次に「2008年に最も注目度が増したアスリート」を聞いたところ、1位は石川遼選手だった。石川選手は今年1月10日にプロ転向を宣言後(宣言時16歳3か月は史上最年少)、ヨネックス、パナソニック、ANA、トヨタ、コカ・コーラ、NTTドコモなどの名だたる企業とスポンサー契約。そして史上最年少のツアー初優勝、同じく史上最年少の年間賞金1億円突破とプロ1年生とは思えぬ快進撃を見せ、今年のゴルフ界の話題をさらったのはもちろんのこと、これまでゴルフに関心の無かった人々の目も向けさせるほど、大きな注目を浴びた。以下、2位に北島康介選手(水泳)、3位に太田雄貴選手(フェンシング)、4位に石井慧選手(柔道)、5位に錦織圭選手(テニス)と続いている。
さらに「2009年に最も活躍が期待できるアスリート」を聞いたところ、この質問でも1位は石川遼選手だった。以下、2位に浅田真央選手、3位に錦織圭選手、4位にイチロー選手、5位に北島康介選手と続き、2008年にベテラン以上の活躍を見せた10代のアスリートの名がトップ3を占めている。
そして対象アスリートの認知、好意度など29項目のイメージ評価による調査結果をまとめたイメージ総合ランキングは、1位が北島康介選手、2位が浅田真央選手、3位がクルム伊達選手(テニス)、4位が王貞治氏(野球)、5位がタイガー・ウッズ(ゴルフ)という結果となった。
「アスリートイメージ評価調査」2008年総括特別編を実施