風邪による発熱が何度になったら「休養」をとる? 平均は37.8度前後に

kaze_an001.jpg 風邪をひいて発熱したときは、十分な休養をとることが回復への近道。でも、現実に直面している仕事や勉強のことを考えると、そうそう「休養、休養」とも言っていられず、少し無理をしてでも頑張ってしまう人は多い。そこでグラクソ・スミスクラインは「かぜのスマート・マナー意識調査」を実施。「何度の発熱で休養をとる人が多いのか」を調べた。

 調査は総合感冒薬「新コンタック かぜ総合」のウェブサイト「コンタック総合研究所」内で行われたもの。3か月以内にかぜをひき、主に市販の風邪薬を服用した20~39歳の男女620人を対象としたネットアンケートだ。



 この結果、個人差はあるものの、一般的に平均37.8度前後の発熱を伴う風邪をひいた場合に休養をとる人が多いことがわかった。調査結果で最も多かったのは、43.5%の回答があった37.6~38.0度以上で、目安としては日本人の平均体温と言われている36.8度に「プラス1度」と考えている人が多いようだ。男女で比較すると、男性のほうが37度台、38度台と回答が均一に分かれている一方で、女性はやや37度台の回答が多く、日常生活の中で男性のほうが発熱を我慢する傾向が出ている。

 また、マスクをつけていない風邪の人と会話をする場合、平均約6分までなら我慢できる人が多いこともわかった。男女差をみると男性(5.34分)に対し、女性(6.54分)の方が我慢できる会話時間が長いとの傾向が出ている。

 風邪をひいた時の「人との距離感」は、平均1メートル52センチ距離をあけたい/あけて欲しいという結果に。「飛沫感染は1~2メートル」という説もあるため、1メートル52センチは妥当な距離と言えそうだ。ちなみに最長は40メートルだった。

 さらに、風邪をひき、苦しんでいる時に言われて頭にくる言葉を聞いたところ、「かぜぐらいで休むなよ」(55%)、「仮病じゃないの?」(48.4%)、「健康管理ができてないね」(40.5%)など、苦しい・辛い状態を理解してもらえない発言が上位に来ている。逆に、言われてうれしい言葉は「あまり無理しないでね」(64.0%)、「何か買ってきてほしいモノはある?」(39.5%)、「温かいものを食べて早く寝てね」(33.9%)などが好まれる傾向が出ている。



かぜのスマート・マナー意識調査結果