廃盤CDを1枚から受注生産、コロムビアの「オンデマンドCD」サービス開始
発行:2008年11月26日 23:38
音楽作品は販売の淘汰が激しく、かつて好きだった音楽を久しぶりに聴こうとCDショップで探してみると、すでに廃盤になっていたということも少なくない。こうした廃盤や在庫切れになった音楽CDを1枚から受注生産するサービス「オンデマンドCD」を、コロムビアミュージックエンタテインメントが12月1日にスタートする。まずチューリップ、榊原郁恵、中西保志ら1970~90年代にリリースされた68作品から取り扱いを始め、リクエストを参考に毎月100タイトルが追加される予定だ。開始時に販売される68作品の価格はすべて2,500円(税込み)。
「オンデマンドCD」は、専用サイト(http://www.ondemandcd.jp/)で毎月更新されるさまざまな商品の中からCDショップで希望商品をオーダーするという完全受注生産システム。入手困難となった廃盤作品や復刻盤、未CD化音源などに対応しており、注文から約1週間で手元に届く。
オリジナル音源を使って通常のCDと同じ音質で銀盤CD-Rに書き込み、ジャケットはデジタルプリント技術を駆使して可能な限りオリジナル解説書を尊重した新デザインになるという。書き込みやプリントには、米リマージュ社製の信頼度の高い機器を導入している。
開始時に提供されるのは、チューリップの『TULIP白書』や榊原郁恵の17タイトル、中西保志の5タイトルなど68作品。毎月100タイトルが追加されるほか、リクエストも受け付けている。
オンデマンドCD