マクドナルドが12月から「レジ袋」全廃、セット購入者には紙製手提げ袋用意
発行:2008年11月25日 23:56
京都議定書で定められた目標達成計画に基づき、政府は温室効果ガスの6%削減を推進している。このプロジェクトである「チーム・マイナス6%」に参加しているマクドナルドが、12月1日から現行のポリエチレン製「レジ袋」を全廃することを発表した。同時に紙袋を無漂白素材へ材質変更するほか、ドリンク1点購入では包装を省くなど簡易包装を開始。セット商品を複数購入した場合、紙製の手提げ袋を用意する。
同社ではこれまで資源削減や省エネなどの環境対策を積極的に行っており、2007年10月からは利用客にレジ袋や紙ナプキンの使用削減を呼びかけるキャンペーンを展開。1年間で約480トンの紙資源およびプラスチック資源の削減を実現した。
今回の試みはこれをさらに推進したもの。例えば、ドリンク1点のみを購入した場合は包装せずにそのまま渡し、これまでポリエチレン製のレジ袋で包装していたセット商品は、1点の場合が紙袋2個のみ、複数点購入するなど紙袋が3つ以上となった場合は紙製の手提げ袋に入れて渡す。いずれも、衛生や一定の利便性を保ちながら環境に配慮した包装にするという。
新しく導入する紙の手さげ袋や紙袋には「This is ECO STYLE」のキャッチコピーを印刷し、利用客と同社が一緒に取り組むエコスタイルを提案。また、店内ポスターや店内食事用のトレーに敷くトレーマットなどで簡易包装の導入を告知し、利用客への理解を呼びかけていくとしている。
日本マクドナルド