65年にわたる歴史に幕、「読売ウイークリー」が12月1日発売号で休刊へ
発行:2008年10月29日 19:24
読売新聞社の総合週刊誌「読売ウイークリー」が12月1日発売号で休刊することが発表された。前身の「月刊読売」などを含め65年の歴史を誇る同誌だが、近年の出版不況や週刊誌市場の縮小傾向に押される形で幕を閉じることとなった。「病院の実力」など好評の臨時増刊は、別の形で今後も随時発行していくという。
新聞を補完する役割を果たしてきた同誌は、1943年に月刊誌「月刊読売」として創刊。52年に週刊化して「週刊読売」に、00年には朝日新聞社の「AERA」と同じA4判変型の「Yomiuri Weekly」にリニューアルし、05年に現在の名称に変更した。
00年には約40万部を発行していたが、今年の発行部数は約10万部まで落ち込んでおり、読売新聞社は「最近の週刊誌市場の縮小傾向や、メディアの多様化が進む中で、休刊を決めました」としている。
今年は小学館の青年漫画誌「ヤングサンデー」や幼児誌「マミイ」、講談社の月刊誌「月刊現代」、集英社の映画誌「ロードショー」、主婦の友社の婦人誌「主婦の友」など、雑誌の休刊が相次いでいる。
読売ウイークリー休刊
読売ウイークリー