2008年全国たばこ喫煙者率は25.7%、男性低下も女性では上昇

jt_smokingresearch2008.jpg 世界的に禁煙の機運高まっている昨今、世界保健機関(WHO)の「たばこ規制枠組条約」に批准した日本でも、政府主導で対策が講じられている。こうした中で、JTが2008年の全国たばこ喫煙者率調査の結果を発表し、男性39.5%、女性12.9%、全体25.7%であることが明らかになった。前年に比べ男性では0.7ポイントしたが、女性では逆に0.2ポイント増加し、全体では0.3ポイント減にとどまっている。

 この調査は、全国の成人男女3万2,000人を対象に、喫煙の有無を質問。有効回答者数は2万人(男性1万107人、女性9,893人)で、年代別では60歳以上が35.2%と最多、20代14.3%、30代と40代が16.1%、50代が18.4%だった。

 喫煙者率は前年比0.3ポイント減の25.7%で、喫煙人口(推計値)は2,680万人。前年と比べて20万人減少した。しかし、女性のみを見ると喫煙者率が前年比0.2ポイント増、喫煙人口も12万人増加している。

 また、年代別の喫煙者率では40代の男性が最多の47.8%で、女性では30代が19.3%で最も多かった。地域別では、男女ともに北海道が高い数値を示している。

 1日当たりの平均喫煙本数は男性21.7本、女性16.4本で、前年に比べると男性は0.1本減少、女性は0.5本増加した。



JT