第1回週プレ「アイドル女流作家」文学賞発表、佐藤江梨子や優木まおみらが受賞
芥川賞作家の綿矢りさや川上未映子、鶴屋南北賞を史上最年少受賞した本谷有希子など、近年はルックスを兼ね備えた女流作家が話題になっているが、タレントや女優にして執筆活動も行っている「アイドル女流作家」が急増しているという。そうしたアイドル女流作家を勝手に表彰するアイドル女流作家文学賞を、9月1日発売の「週刊プレイボーイ」が発表した。
「赤面ケータイ小説で賞」を受賞したのは、グラビアアイドル小阪由佳の「愛の花~アイノハナ~」。ケータイ小説サイト「おりおん☆」(http://de-view.net/)に連載中で、芸能界に憧れる女子高校生の恋と青春を描いた作品だ。また、リレー小説「TROIS トロワ」で歌舞伎俳優・市川海老蔵との恋愛をモデルにショービジネス界でのし上がろうとする女性を描いたという佐藤江梨子は、「スキャンダルな純文学で賞」を受賞。「気遣い喫茶」(扶桑社刊)などを執筆している佐藤江梨子には、本の雑誌「ダ・ヴィンチ」の横里隆編集長も注目しているという。作家の石田衣良や唯川恵と競作した同作は、ケータイ読書コンテンツ「文庫読み放題」(http://wpp.jp/bk/)で閲覧可能。
「エロかしこい」グラビアアイドルとして人気の優木まおみも、同誌に掲載された「教育実習生・美和子のヒミツ」で「エロかしこい女教師モノで賞」を受賞した。教育実習での経験を生かしており、かなりセクシーな内容だ。さらに、すでに数作を世に送り出している杉本彩が「官能小説家R」(徳間書店刊)で「百戦錬磨のエロスで賞」を受賞。女流官能小説家の愛欲を描いた。
このほか、AV女優・森下くるみの「すべては『裸になる』から始まって」(講談社刊)、AV女優・鈴木杏里のケータイ小説「めざめたら、非合理美人。」、元AV女優・立花里子の直筆イラスト作品「絵ロ本。」(講談社刊)などが受賞している。
週刊プレイボーイ