英紙テレグラフ「史上最も醜い車100選」発表、日本車も12車種がランクイン
世界中で続々と新型が発表されている自動車。世界カー・オブ・ザ・イヤーなどでさまざまな車が栄冠に輝く一方、評論家やカーユーザーから酷評され姿を消す車種も少なくない。こうした中で、英紙デイリー・テレグラフが「史上最も醜い車100選(The 100 ugliest cars)」を発表した。日本車も三菱「ランサーエボリューション」やトヨタ「プリウス」など、12車種がランクインしている。
このランキングは、デザイン性の観点から「最も醜い」と思える世界中のメーカーから発表された歴代車種の読者投票を集計したもの。同紙によると、309車種に1票以上が投じられたという。
日本車の最上位は、18位の日産「マーチ(マイクラ)」。ドイツのレッド・ドット・デザイン賞や経済産業省のグッドデザイン賞などを受賞した3代目「マーチ」だが、英国のカーユーザーへの印象は良くないようだ。特に、欧州限定販売のクーペカブリオレ「マイクラC+C」(日本でも1,500台限定で発売された)が酷評されている。
このほか、初代トヨタ「bB(サイオンXB)」が27位、同「ファンカーゴ(ヤリスヴァーソ)」が30位、同「プリウス」が34位、3代目スバル「インプレッサ」が38位、ホンダ「エレメント」が58位、スズキ「X-90」が67位、2代目レクサス「SC430」が68位、日産「フィガロ」が70位、三菱「ランサーエボリューションX」が84位、ホンダ「インサイト」が96位、スバル「B9トライベッカ」が99位にランクインした。
不名誉な1位に選ばれてしまったのは、米ゼネラルモーターズ(GM)のポンティアック「アズテック」。2001年の発売直後に各メディアから「米国で最もみっともない車」と酷評された同車は、ネットでデザイン案を公募するなどの努力の甲斐なく4年後に生産を中止した。2位はイタリア・フィアットの2代目「ムルティプラ」、3位は韓国・雙龍自動車の「ロディウス」。「ロディウス」は、英放送局BBCの番組で「無料でもいらない車」との評価を受けている。
[史上最も醜い車100選 ワースト10]
1位 ポンティアック・アズテック(GM、米国)
2位 フィアット・ムルティプラ(イタリア)
3位 雙龍・ロディウス(韓国)
4位 オースチン・アレグロ/ヴァンデンプラ(英国)
5位 ポルシェ・カイエン(ドイツ)
6位 AMC・ペーサー(米国)
7位 フォード・スコーピオ(米国)
8位 ハマー(GM、米国)
9位 オースチン・Princess/Ambassador(英国)
10位 クライスラー・PTクルーザー(米国)
The 100 ugliest cars(デイリー・テレグラフ)-英文-