子どもが好きな野菜の1位は「さつまいも」、嫌いな野菜の1位は「ピーマン」

sukikirai_yasai001.jpg ピーマンやにんじん、ねぎ、しいたけなど、昔から「嫌いな食べ物」として名前が上がることが多い野菜たち。体に良いことは理解しつつも、どうしてもその味になじめず、特に食事の選択に自由が利かなかった子どもの頃に苦労したという人も多いのではないだろうか。そんな野菜たちは、現代の子どもにはどのように受け入れられ、嫌われているのか。カゴメが子どもの野菜摂取に関する調査を実施した。

 この調査で「野菜が好き」(「とても好き」「まあまあ好き」)と回答したのは、子どもが45.5%、母親は82.2%。「野菜が嫌い」(「とても嫌い」「まあまあ嫌い」)と回答したのは、子どもが36.4%、母親は6.8%となり、保護者の野菜への苦手意識はほとんど見られなかった。また、「野菜が嫌い」と回答した母親の子どもは、77.3%が母親と同じく「野菜が嫌い」と回答しており、子どもの野菜嫌いは母親の野菜嗜好に強く影響を受けていることがわかる。

 具体的に「好きな野菜」を聞いたところ、1位には「さつまいも」が輝いた。以下、「えだまめ」「じゃがいも」「とうもろこし」「トマト」「にんじん」「きゅうり」「ブロッコリー」「かぼちゃ」「だいこん」の順に続いている。どうやら上位陣の野菜は、甘みの強い野菜が目立つ傾向が出ているようだ。ちなみに2005年にも同様の調査が行われているが、このときは「さつまいも」は15位圏内にも入っておらず、今回はほかの野菜をごぼう抜きしての1位獲得となった。

 逆に「嫌いな野菜」を聞いたところ、1位には不動の不人気と言える「ピーマン」が選ばれた。以下、「水菜」「なす」「オクラ」「ねぎ」「ニラ」「アスパラガス」「しいたけ」「ごぼう」「たけのこ」の順に続いている。「ピーマン」と「水菜」の嫌われようはほかの野菜を圧倒しており、半数近い44~45%が「嫌い」と回答するという結果となった。



カゴメ