2人に1人が「夏バテをする」、対策は「飲食に気をつけている」が多数
連日のように「真夏日」「猛暑日」に関するニュースが続く今年の夏。あまりの暑さに体の調子が狂い、グッタリと夏バテをしてしまっている人も多いだろう。そんな夏バテや、夏バテの対策に関する調査をキリンホールディングスのキリン食生活文化研究所が実施した。
この調査は「『夏の過ごし方』に関する意識調査」として行われたもの。まず、「夏になると夏バテしますか?」との質問をしたところ、「毎年する」(10%)と「時々する」(42%)を合わせると52%、つまり2人に1人は夏バテを感じていることが分かった。年代別で見ると、「夏バテする」と回答したのは20代(62%)が最も多かったことから、どうやら「若くて体力があるから夏を元気に乗り切れる」ということではないようだ。
次に「夏になると太るタイプ? 痩せるタイプ?」を聞いたところ、「太る」(4.9%)と「どちらかといえば太る」(18.5%)を合わせた23.4%が太る傾向、「痩せる」(6.8%)と「どちらかといえば痩せる」(20.4%)を合わせた27.2%が痩せる傾向という結果になった。ただ、20代だけに限ってみると、「痩せる」(10.1%)と「どちらかといえば痩せる」(28.3%)は合計38.4%と、全体よりも痩せる傾向が強く出ており、20代は「夏バテしやすく、痩せやすい」、夏に弱い世代だと言えそうだ。
そうした「夏バテ」をどのように予防、もしくは乗り切るのか。「何か夏バテ対策をしていますか?」との質問では、「水分をこまめにとる」(54.5%)、「三食きちんと食べる」(49.7%)、「バランスの良い食事」(39.7%)といった飲食関係に、「規則正しい生活を心がける」(45.2%)、「睡眠時間を十分にとる」(38.5%)といった生活スタイル関係を加えた5つが、「夏バテ対策」のベスト5を構成している。
ちなみに「夏バテ防止に積極的に食べるもの」として人気なのは、上から順に「とろろ、おくらなどのネバネバ系」「梅干し」「にんにく」「納豆」「トマト」「うなぎ」「お酢」「しょうが」「ヨーグルト」「きゅうり」だった。
「夏の過ごし方」に関する意識調査について