教科書の落書きをウェブで再現、歴史上の人物に落書きし放題の「教科書.net」
発行:2008年07月09日 23:25
授業中に先生の話も聞かず、教科書に載っている人物の写真や肖像画に落書きをするのは、誰もが一度や二度は通ってきた道。「くだらねぇ」と内心思いつつも笑ってしまうような落書きから、アートと見間違いそうなほどクオリティの高い落書きまで、落書きをする人のセンスが如実に表れる「教科書落書き」は面白いものだ。そんな「教科書落書き」をウェブで再現できる「教科書.net」がオープン。さっそく、たくさんの人物が落書きされている。
「教科書.net」には予め用意された国語、日本史、世界史、音楽、美術の5教科の教科書に「いかにも」登場しそうな人物の写真や肖像画が用意されており、まず、ユーザーは落書きしたい人物を選択。すると教科書を模したページが現れ、鉛筆、赤鉛筆、消しゴム、砂消しゴムの4つのツールを駆使して落書きをしていく、といった具合だ。
操作はマウスで行うが、消しゴムはゴシゴシとこすると徐々に消えていき、砂消しゴムはこすりすぎると元絵の部分が消えていってしまうという、本物さながらの演出がニクイ。
公開されている写真や肖像画は、国語には芥川龍之介、太宰治、夏目漱石、正岡子規、宮沢賢治など、日本史には坂本龍馬、フランシスコ・ザビエル、マシュー・ペリーなどなど、各教科にはパッと顔が思い浮かびそうな人物から、ちょっとマニアックな人物まで、多彩な顔ぶれが揃っている。
自分で落書きをしてみるのも良し、他人の落書きを見て楽しむのも良し。童心に帰って「教科書落書き」を堪能してみてはいかが?
教科書.net