地球温暖化へ9割が危機感、意識しているエコ対策は「電力の節約」が最多

kankyo.jpg 近年、公的機関、企業、個人を問わず関心が高まっている地球温暖化対策。7月7日に開幕した主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)でも主要議題となっているが、こうした中で調査会社の「マイボイスコム」が環境に関する調査を実施したところ、地球温暖化へ危機感を抱いている人が約9割にのぼり、中でも3割が危機感を「非常に感じている」ことが明らかになった。また、意識しているエコ対策は「こまめに電源オフするなど、電力の節約をする」が7割以上を占めて最多となっている。

 調査は、6月1~5日に同社のリサーチコミュニティ「MyVoice」に登録する10代~50代以上の男女を対象に行われたもの。有効回答者数は1万3,867人(男性46%、女性54%)、年代別では30代が39%で最多だった。

 地球温暖化について、「非常に危機感を感じている」が31.0%、「近い将来の話として漠然と危機感を感じている」が57.4%にのぼり、「それほど危機感を感じていない」「まったく感じていない」はそれぞれ9.8%、1.7%にとどまった。

 一方、発生してしまった温室効果ガスを別の形で相殺する活動の「カーボンオフセット」について「知っている」との回答は20.3%のだったが、カーボンオフセット認知者の9割以上が同活動に取り組む企業を「強く評価する」「やや評価する」(48.2%、43.6%)と回答した。

 また、期待される温暖化防止対策として「太陽光発電などの自然エネルギーの一般家庭普及」を挙げた人が70.7%にのぼり、意識して行っているエコ対策は「こまめに電源オフするなど電力の節約をする」がトップ。実施しているエコ対策は、このほか「こまめに水道を止めるなど水の節約をする」「レジ袋や過剰包装をなるべく断る」「冷暖房の温度設定を弱めにする」がいずれも6割を超え、「特に行っていることはない」は7.6%にとどまっている。



マイボイスコム