日光天然氷を使った「四代目徳次郎のカキ氷」、日本橋三越本店などで期間限定販売

yondaimetokujiro.jpg 昭和初期に全国で約100軒あったという天然氷を貯蔵する氷室は、製氷技術の発展や地球温暖化、後継者不足などが原因で減少の一途をたどっており、現在では全国で5軒を残すのみ。しかし、近年は天然氷で作ったカキ氷の味が見直されている。天然氷カキ氷を提供する店が、メディアやブログなどに取り上げられるもしばしばだ。そんな天然氷を使ったカキ氷「四代目徳次郎のカキ氷」が、7月8日から日本橋三越本店などで期間限定発売される。日光の岩清水でできた天然氷を使用し、口に含むとふわっととろけるような口どけが楽しめるという。価格はシロップによって異なり、630~840円(税込み)。

 全国に残る5軒の氷室のうち、3軒がある栃木県日光市。その中でも、100年近く伝統的な天然氷を製造しているのが四代目徳次郎だ。2006年に3代目が存続を断念しようとしたところ、現当主の山本雄一郎さんと「日光森と水の会」の有志が継承した。

 今回発売される「四代目徳次郎のカキ氷」は、その氷室に貯蔵された日光天然氷を使用。シロップもより天然に近いものにこだわり、「沖縄粟国生なり糖」(サトウキビ内部の天然成分)、「鴻商店 秘伝黒糖蜜」、「おきな屋 りんごシロップ」などを用意する。

 日本橋三越本店では第1弾として7月8~14日に新館地下1階、第2弾として7月29日~8月4日に本館地下1階で販売。このほか、三越の新宿アルコット店(8月1~31日)、多摩センター店(8月8~21日)、星ヶ丘店(7月30日~8月5日)、名取店(8月12~18日)で販売される予定だ。



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