今年に入ってから「衝動買い」をした女性は61.3%、購入品は5割が食品や生活雑貨
男性よりも消費行動が活発な女性において、どの程度の人が「衝動買い」に走っているのか。女性のマーケティングを主業務とする株式会社ハー・ストーリィの調査機関「女性のあした研究所」が、そんな疑問に答えるべく、今年に入ってからの「衝動買い」について、女性を対象にした調査を実施した。その結果、この半年の間に「衝動買い」をした女性は61.3%もいたという。
この調査は20~70代の女性789名にネット調査を行ったもの。「今年に入って、思わず手にとって、購入してしまった商品はありますか?」との質問に対し、61.3%が「ある」と答え、38.7%だった「ない」を大きく上回った。20代から50代までは、どの年代でも6割前後が「ある」と回答しており、衝動買いをしてしまう傾向に年齢差はそれほどないと言える。
次に「もっとも最近で、思わず購入してしまった商品は何ですか?」との質問で最も多かったのは32.4%の「食品」。次いで「生活雑貨」(20.5%)、「服飾雑貨」(14.5%)、「衣服」(9.9%)、「化粧品・トイレタリー」(8.5%)、「家電」(4.8%)、「日用品(消耗品)」(2.9%)、「書籍・ソフト」(2.5%)と続いている。
さらに、衝動買いの価格について聞いたところ、トップは37.2%の「500円以下」。次いで「501~1,000円以下」(16.5%)、「1,001~2,000円以下」(15.7%)と、全般的にそれほど高い金額ではなく、高額な「衝動買い」ラインとも言える「10,001~20,000円以下」と「20,001円以上」を合わせても10%には満たなかった(9.5%)。
また、「衝動買い」後の気持ちについて聞いたところ、「満足」と答えた人がトップで45.9%。「満足」に次いで多かった「気分高揚」(23.8%)を合わせると、半数以上の人は「衝動買い」をして良かった、と納得できているようだ。ただ、「不満足」と答えた人も14.3%おり、「衝動買い」はリスクをはらんでいることが数字の上でもうかがえる。
女性の衝動買いについて