「クリスピー・クリーム・ドーナツ」が東京・渋谷に進出、日本では6店舗目

kkd_shibuya001.jpg 2006年10月、東京・新宿に日本1号店をオープンさせた「ドーナツ界の黒船」こと「クリスピー・クリーム・ドーナツ」。米国での人気をいち早く聞きつけたスイーツファンを中心に、オープン当初から「数時間待ちは当たり前」の行列ができ、1年半が経った現在も行列が絶えることのない、言わずと知れた人気店だ。この「クリスピー・クリーム・ドーナツ」の国内6店舗目となる「渋谷シネタワー店」が、6月14日にオープンすることになった。

 「渋谷シネタワー店」(東京都渋谷区道玄坂2-6-17)は東京・渋谷の道玄坂沿いにある映画館「渋東シネタワー」の1階に入居。店舗面積は「新宿サザンテラス店」を抜く271平方メートル、座席数は61で、都内では最も広い店舗となる。

 1937年に米国ノースカロライナ州ウィンストン=セーラムで産声を上げた「クリスピー・クリーム・ドーナツ」は、かつては東海岸に本拠を置く弱小チェーンに止まり、それほど人気があるチェーンではなかった。ところが1990年代に西海岸に進出してから勢力を拡大。2000年にはナスダック市場に、2001年にはニューヨーク証券取引所に上場するなど、急速に業績を伸ばしたチェーンとして知られている。

 米国にはいくつもドーナツチェーンが存在しているが、「クリスピー・クリーム・ドーナツ」はいまやトップクラスの人気を誇り、ハワイ・マウイ島に進出した際には、ほかの島から飛行機で買いに来る人が殺到した……との逸話も残っているほどだ。日本ではロッテと企業再生会社のリヴァンプが共同で設立した「クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン(KKDJ)」が事業を展開している。

 なお、現在の店舗は「新宿サザンテラス店」「有楽町イトシア店」「イオンモール川口キャラ店」「立川ルミネ店」「船橋ららぽーとTOKYO-BAY店」の計5店舗。今後4年間で30~50店舗の出店を計画中だ。



クリスピー・クリーム・ドーナツ