単気筒バイク「SR400」に30周年記念モデル登場、500台の限定販売

SR_30th.jpg 1978年の発売以来、基本設計やデザインを変更せず当時の雰囲気をそのまま残しているヤマハ発動機のオートバイ「SR400」。頑固に単気筒エンジンを搭載し、エンジン始動もキック式のみなど時代に流されない仕様が根強い支持を受けており、カフェレーサーカスタムのベース車としても人気となっている。そんな「SR400」も今年で発売30年。これを記念して、タンクやサイドカバーに職人の手作業による塗装を施し、初代「SR500」を再現したタックロールシートなどを採用した特別モデル「SR400 30thアニバーサリー・リミテッドエディション」が、7月21日に発売される。500台の限定販売だ。価格は60万9,000円(税込み)。

 初代「SR400」が発売された1970年代後半は、折りしも高出力、多気筒モデルがブームだった。そこへ単気筒で殴りこみをかけた「SR400」は、オートバイ専門誌によるエイプリルフール企画のウソ記事がきっかけで誕生。それから30年を経た現在も大きな変更はなく、職人の手作業による排気系パーツや前後鉄製フェンダーなどを継承している。

 今回の30周年記念特別仕様車は、「SR400」の標準モデルをベースに、7周年、15周年、25周年の各記念モデルでも採用した職人の手作業によるサンバースト塗装のタンク&サイドカバーのほか、クラシカルなタックロールシート、記念ロゴを施した専用メーターパネル、表面ブラック処理パーツなどを装備しており、特製バフ仕上げを多用。30周年を記念するにふさわしい仕様となっている。

 カラーリングはベリーダークグリーンメタリック1(グリーン)のみ。伝統的スタイルと雰囲気を維持しつつ高い質感を強調した特別な「SR400」、カスタムを施さなくとも、街の注目を浴びそうだ。



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