この調査は、ファッションや広告業界を中心としたゲイ500人を対象に、「憧れる理想像」を聞いたもの。スポーツ選手に限定したものではないが、トップ6中5人がスポーツ選手が選ばれた。

　1位になったカンナヴァーロ選手はもともと、男女だけでなくゲイからの人気も高い人物。今回も「理想像」として憧れの存在であることが示された。ただ本人は、06年にスペインのマルカ紙に対して「ゲイ界のシンボルだなんて言われても、うれしくないよ」と語っている。

　2位はイタリア男子バレーボール界のスーパースター、ルイジ・マストランジェロ選手。女性にも大人気だが、同選手はカンナバーロ選手と違い、Marketing＆TV誌に対して「街を歩いていると、男たちに見つめられているのを感じる。それって悪いことじゃないね。ぼくはゲイの友達がたくさんいるし」などと答えている。

　3位はラグビーのマルコ・ボルトラーミ選手で、4位はイタリアの歌姫アンブラ・アンジョリーニ。現在は女優としても活躍している彼女だが、ゲイも認める存在となっているようだ。

　アンブロジーニ選手やデ・ロッシ選手が選ばれていることからも、スポーツ選手、特にサッカー選手の人気が高いことが分かる。上記のようにカンナバーロ選手は喜んでいないようだが、女性だけでなくゲイや男性からも認められてこそ、最も魅力ある選手と言えるのかもしれない。

［ゲイとして憧れる理想像（Marketing＆TV誌調べ）］
1位　ファビオ・カンナバーロ（サッカー選手）　18％
2位　ルイジ・マストランジェロ（バレーボール選手）　16％
3位　マルコ・ボルトラーミ（ラグビー選手）　13％
4位　アンブラ・アンジョリーニ（歌手／女優）　11％
5位　マッシモ・アンブロジーニ（サッカー選手）　9％
6位　ダニエレ・デ・ロッシ（サッカー選手）　8％