うっかり送って大失敗? ビジネスユーザーの「メール誤送信」経験者は66.2%

mail_miss001.jpg 書きかけのメールやファイルの添付忘れ、全く異なる送信先へメール送信……。自分の「うっかり」が原因で、メールを誤送信してしまった経験を持つ人は多い。ことビジネス上のメールの場合、それがクレームや事故などの「うっかり」では済まされないケースに発展する可能性もあるだけに、個々人がしっかりと注意をしながらメールの作成・送信をすると、心がけることが大切だ。そんな「メール誤送信」に関するアンケートをHDEが実施、結果を発表した。

 まず、「メール誤送信」経験の有無を効いたところ、最も多かったのは「ファイルを添付しますと書いて添付せず送ってしまった」(45.4%)だった。次いで「誤送信をしたことはない」(33.8%)、「書きかけのメールを送ってしまった」(29.9%)、「アドレス帳等からの選択ミスによって間違えた人に送ってしまった」(26.8%)と続く。少数の回答では、さすがに「誹謗中傷のメールを送ってしまった」「セクハラのメールを送ってしまった」という人はいなかったが、「社内向けのメールを誤って社外の人にも送ってしまった」(2.9%)、「マナー違反のメールを送ってしまった」(1.6%)、「ウィルスメールを送信してしまった」(0.6%)と、手痛い失敗をしてしまった人もチラホラといるようだ。全体としては、実に66.2%が「メール誤送信」を経験している。

 次に「メール誤送信」経験者に、その影響を聞いたところ、92.4%が「特に影響はなかった」と回答している。送られた側も「よくある話」で済ましてくれることが多く、改めて送り直せば特に問題のないケースが多いのだろう。ただ、少数ながら「お詫びに行くことになった」(4.1%)や「取引に影響がでた」(1.2%)と、相手の逆鱗に触れてしまったケースや、「解雇されてしまった」(0.3%)と重過失に発展してしまったケースもあるようだ。

 こうした「メール誤送信」を防ぐための対策として行っていることとして、最も多かったのは「送信前に目視で何度も確認を行っている」(61.4%)だが、次いで多かったのは「特に何も行なっていない」(14.5%)だった。



「メール誤送信」に関する実態調査(HDE)