注目の英歌手レオナ・ルイス、米チャートでシングル・アルバム同時首位の快挙達成

leonalewis.jpg ケイティ・タンストールやコリーヌ・ベイリー・レイ、リリー・アレン、エイミー・ワインハウスなど、良質な女性ソロシンガーを次々に輩出している近年のUK音楽シーン。今年もアデルやダフィーなどの新人が話題を呼んでいるが、その中でも注目を浴びているのが22歳のレオナ・ルイスだ。本国とアイルランドでは昨年11月に発売されたデビューアルバム『スピリット』は、日本でも間もなくリリースされる。その日本に先駆け4月16日に発売された米国で、ビルボードチャート1位を獲得した。さらに、先行発売されていたシングル「ブリーディング・ラヴ」もトップに返り咲き、シングルとアルバムの同時首位を達成。これは昨年11月のアリシア・キーズ以来のことで、英国人アーティストとしては90年のフィル・コリンズ以来となる快挙となっている。

 レオナ・ルイスは、英人気オーディション番組「X Factor」の06年度優勝者で、同年12月にケリー・クラークソンのカバーシングル「ア・モーメント・ライク・ディス」でデビュー。同曲は発売30分間で55万回ダウンロードの世界記録を樹立し、CDでも発売1週間で60万枚以上を売り上げてデビューシングルの最速セールス記録を更新した。最終的なセールスは73万69枚で、ナールズ・バークレイの「クレイジー」に次ぎ同年の英国シングル売り上げ2位となっている。

 また、昨年10月リリースのセカンドシングル「ブリーディング・ラヴ」は同年英国で最も売れたシングルとなり、欧州から米国、豪州までを席巻。英女性アーティストとして20年ぶりとなる英米両チャートで1位を記録した。こうしたことから、米メディアからは「次世代のマライア・キャリー」と紹介されている。

 さらに、昨年発売の『スピリット』は英国とアイルランドでデビューアルバムの最速売り上げ記録を更新し、欧州や豪州のチャートで1位を獲得していたが、4月16日に満を持してリリースした米国でもビルボードアルバムチャートの「The Billboard 200」(4月26日付)で1位を獲得。また、総合アルバムチャート「Billboard Comprehensive Albums」(同日付)でもトップになったほか、9週連続でチャートインしているシングルチャート「The Billboard Hot 100」(同日付)ではマライア・キャリーの「タッチ・マイ・ボディ」を破って「ブリーディング・ラヴ」が首位に返り咲き、快挙を達成した。

 『スピリット』の日本盤発売は4月23日。日本でも大ヒットが予想されている。また、5月にはテレビ朝日系「ミュージックステーション」への出演や、完全招待制の来日公演も予定されているので、アルバムだけでなくステージにも期待したい。



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