「面白い」と思ったケータイ小説、熱心な読者の7割は出版されたら「改めて買う」

ketai_ss001.jpg Yoshiの「Deep Love」や美嘉の「恋空」の大ヒットをはじめ、コーナーを開設している魔法のiらんどやモバゲータウンなどの躍進によって、日に日に存在感を増しているケータイ小説。主に10代から20代の「若者」層にとっては、小説を読む手段としてすっかり定着してきたが、そうしたケータイ小説を読む人たちの行動パターンを公募ガイドが調査している。調査対象は10代から70代の男女6,272人。

 まず、基本となる「ケータイ小説を読んだことがありますか?」との質問をしたところ、「よく読む」は12.0%、「たまに読む」は12.1%、「あまり読まない」は16.6%、「まったく読まない」は59.2%となった。「よく読む」と「たまに読む」を「ケータイ小説を読む層」とすると、24.1%の人がケータイ小説を読んでいることになる。調査対象が10代から70代と、かなり広いことを考えると、かなり健闘している数字と言えそうだ。

 次に「ケータイ小説を読む層」に対し、「ケータイ小説でよく読むジャンルは?」との質問を投げかけたところ、最も人気があったのは「恋愛小説」で、以下「ミステリー」「エッセイ/ノンフィクション」「ファンタジー/SF」と続いた。単純に「恋愛小説」の数が多いだけでなく、「Deep Love」や「恋空」がそうであったように、ケータイ小説のイメージとして「恋愛小説」が先行していることも大きそうだ。

 さらに「面白いと思ったケータイ小説が出版された場合、改めて買いますか?」と聞いたところ、ケータイ小説を「よく読む」人の77.1%、「たまに読む」人の34.9%が「買う」と回答している。熱心なケータイ小説の読者ほど、その本が出版されたときには、かなり高い確率で購入する傾向があるようだ。



公募ガイド