「サンリオキャラ弁を作ろう!」コンテストの結果発表、グランプリに輝いたのは?

sanrio_charaben001.jpg ブログ「★彡次男坊にゃ虐待弁当&ダンナは倦怠期弁当=逆切れギャク弁!★彡」で日々更新されていた、マンガやアニメのキャラクターを模した弁当を起源とする「キャラ弁」。同ブログはあまりのクオリティの高さから瞬く間に人気を呼び、2006年頃からネットを中心に一大「キャラ弁」ブームが巻き起こったのは記憶に新しいところだ。現在「キャラ弁」はオフラインの世界でも弁当の一ジャンルとして市民権を得ているが、そんな「キャラ弁」のコンテストをサンリオが開催。受賞結果がサンリオホームページとサンリオショップ店頭で発表された。

 サンリオが開催したのは、昨年に続いて今年が2回目となる「サンリオキャラ弁を作ろう!」コンテスト。応募総数490作品の中から、女子栄養大学短期大学部の宮入照子准教授と、3名のサンリオのキャラクターデザイナーが厳正な審査を行い、ゴールドキャラベニスト(グランプリ)をはじめとする各賞が決定した。

 ゴールドキャラベニストに輝いたのは静岡県の鈴木美穂さんの作品「てのりくまのわくわくランチボックス」。2005年12月にデビューした比較的若いキャラクターの「てのりくま」をモチーフに、「身長4cm」「手のひらサイズ」という設定を活かした「ワチャワチャ感」が表現されている見事な出来映えの「キャラ弁」だ。紙製のかわいらしい玉子パックに「てのりくま」のおにぎり×5個+ハート型のおにぎり×1個を詰めたほか、ランチボックスには不足しがちな野菜を積極的に取り入れる工夫も凝らされている。

 ほかにシルバーキャラベニスト(準グランプリ)が2名、優秀賞が9名、いちご新聞賞が1名の計12名が各賞を受賞している。

 審査員を務めた奥村心雪氏(シナモロールの作者)は「前回はお弁当に『絵』が描いてあるという印象が強かったのですが、今年はワッと飛び出してきそうな立体感があるものや、今にもしゃべりだしそうな、表情豊かなものなど、お弁当というキャンバスを超えた芸術作品に思えました」と、前回以上のレベルに驚いた様子。山田和恵氏(しんかんせんの作者)は「全体的にお弁当の仕上がりが良くなっていて、みなさんの工夫にも驚かされました」と、こちらもクオリティの高さにビックリしたようだ。

 あまりにかわいらしい受賞作品の数々は一見の価値アリ。弁当を手作りする機会がなくとも、「ちょっと作ってみたい……」と思うこと間違いなしだ。



キャラ弁を作ろう!(サンリオ)
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