「Welcome to the Converse Century」では、世界各地の有名人とのコラボレーションが発表されており、ジェームス・ディーンやビリー・ジョー・アームストロングのほか、セックス・ピストルズのメンバーだった故シド・ヴィシャス、映画「ラスベガスをやっつけろ」の原作者である故ハンター・S・トンプソン、女性ロッカーのジョーン・ジェット、ヒップホップスターのコモン、バスケットボールのドウェイン・ウェイド選手（マイアミ・ヒート）など。また、各地域のアイコンとして、英国はジョイ・ディヴィジョンの故イアン・カーティスや雑誌編集者のジェファーソン・ハック、フランスは女優のジェーン・バーキン、ドイツはパンク歌手のニーナ・ハーゲン、韓国は写真家のキム・ジュンマン、中国はロックスターのツイ・チエンなどの名前が挙がっている。

　今回発売されるカート・コバーンとのコラボシューズは、「オールスター」「ジャックパーセル」「ワンスター」をベースにしており、「カム・アズ・ユー・アー」などの直筆歌詞がプリントされているもの、サインされているだけのものなど6種類。4月には詳細な発表が行われるという。

　昨夏にはブーツメーカーであるドクター・マーチンのカート・コバーンやシド・ヴィシャス、ジョー・ストラマー（クラッシュ）、ジョーイ・ラモーン（ラモーンズ）などすべて故人のミュージシャンを起用した広告キャンペーンが話題になったが、このときはカートの未亡人である女優のコートニー・ラヴの許可を得ないで展開したために、訴訟問題に発展している。今回はコートニーの許可を得ているとのこと。

　死から14年が経過した現在もカリスマ的人気を誇るカート・コバーンのシグネーチャーモデル。価格は控えめだが、かなりのプレミアが付きそうだ。